
栄に、隠れ家カレー店を見つけちゃったんだよ。
夜になれば華やかなネオンに彩られる中日ビルの裏手。
いかがわしくも楽しげなその地帯の一角に、「食べるテラスSAKAE(TABERU TERRACE SAKAE)」というグルメスポットができていた。

お昼時だとネオンは消えて薄暗く、まだ眠っているような。
食べるテラスSAKAEの緑に囲まれた狭い路地を通り、良さげなお店を見て回る――この「宝探し」みたいな感じがまたいい。
なんだか渋谷にでも迷い込んだような錯覚すら覚えた(笑)
狙いは「森のカレー」…行列回避のはずがワクワクが勝つ

僕のお目当ては「森のカレー」。
栄で良さげなお店に行くと、たいがい行列にぶち当たるじゃない?
でもここはまだそんなに知られてない、言わば「隠れ家」みたいな場所っぽい。

お気に入りのお店を見つけるべく、開拓しにやってきたんだ。
繁華街で「路地に飲食店が並ぶ」って聞くと、スナックやらバーやらがひしめき合ってるイメージが湧きがちだけど、ここはそうじゃない。
ハンバーガー、中華、和食――普通の、というか、ちゃんとおしゃれなお店が並んでいるのでご安心を。
路地の奥へ…看板発見!テンション上がるやつ

路地を入って奥へ進むと、「森のカレー」の看板が見えてきた。
店内はカウンター7席だけの小さなお店。
癒しのBGMが流れていて、森の中をイメージした緑のインテリア。スパイスの香りが食欲を爆上げしてくれる。
繁華街のど真ん中にいるのに、心がスッ…と落ち着くから不思議。
注文は“ひつまぶし風”のあいがけ。カレーでそんなことある?

選んだのは、ひつまぶし風にいただける 甘口と中辛のあいがけカレー。
え?カレーをひつまぶし風?って思うでしょ。僕も思った。けど、こういう「変化球」に弱いんだよなあ(そしてだいたい当たりを引く)。
ここのお店の売りは、野菜ソムリエが経営していて野菜にこだわっていることだとか。

届いたカレー、見た瞬間に「野菜の本気」が伝わってきた。
カレーに乗っている揚げ物が、ニンジンの葉、ゴボウ、黄色のニンジン、サツマイモ。しかも、細かくカットされた生野菜もたっぷり乗っている。
カレーというより、まず“野菜の祭り”が始まってる。
一口目でスパイスのパワー。なのに上品ってどういうこと

カレーを一口。
スパイスが効いていて、次から次に食べたくなるような爽快な味。
これ、口の中が「よし次!」って勝手に進む感じ。たぶんカルダモンが入ってるのかな、とにかく上品なんだよね。
上品なのに、食欲だけは泥臭く加速する。脳内で「上品」と「がっつき」が同時に鳴ってる。
ひつまぶし風、やってみたら…和食に転生した

ひつまぶし風にいただいてみる。
お椀にカレーをよそって、ネギとワサビをちょこんと乗せる。そして、お出汁をヒタヒタと。これがまた美味いんだ。
和食の新しい料理に生まれ変わったようで絶品。
スパイスが、出汁でフワッとほどけて別の顔になる。
結果、流し込むようにカレーをどんどんいただける。危険。お腹のリミッターが壊れるタイプのうまさ。
店員さんが全員“野菜ソムリエ一家”って、強すぎない?

お店の方にこだわりを聞いてみた。
なんと、お店に立っていた3人の方は 全員ご家族で、しかも 3人とも野菜ソムリエの資格を持っているのだとか。
いや、布陣が強い。野菜オールスターでお店をやっているとは。
だからなのか、野菜へのこだわりも半端なかった。
なんとカレーには、野菜のヘタや皮といった捨ててしまう部分を 出汁に使っているそうだ。しかも 小麦粉も入れていないと。
なるほど。お腹いっぱいなのにくどさがないのは、こんな秘密があったのか。納得しかない。
おっさんに優しい。だけど攻めてる。森のカレー最高

動物性のものにめっきり弱くなったおっさんにやさしいカレー。
そして、カレーの新しい楽しみ方を教えてくれるような、ひつまぶし風の食べ方。
「森のカレー」最高でした。栄に隠れ家を見つけた感じだね。また食べに行こっと!










