
正月から3日間続いた飲んだくれ生活。休み気分も今日4日で終わりである。
走り初めをするため、いつもの矢田川へ。
気温は2度。年明けて、突然グッと寒くなったような。空はどんよりと曇っていて、吐く息が白い。頬をなでる風が、まるで雪女の吐息みたいに迫ってくる。
よし、今年は最高のスタートを切るぞ。
……のはずだったんだけど。
最高のスタートのはずが、まぶたが重い

まぶたがトロンと重い。
起きてる感覚が薄くて、なんだかフワフワ。夢の中で走ってるみたいな感覚。スピードを上げれば、間違いなく吐くね(笑)
どうやら、浸り続けた3日分の酒が残ってるみたい。
走りながら、昨日の実家での話を思い出していた。
86歳の父、毎日「迷惑をかけない」ために鍛えていた

話は、年老いた両親の財産分与から、父亡き後の家をどうするかとか、具体的な終活についてだった。
両親が元気なのは当たり前のことだと、ずっと思っていた。考えたくはないけど、それも終わる時がくる。
そんな流れの中で、父が驚くべきことを話してくれた。

86歳の父は、僕ら家族に迷惑をかけないため、毎日必死にトレーニングをして、歩ける体をキープしていたんだ。
畑作業に精を出して、ボケもせず、病気にもならず、元気な顔を見せてくれているのは……僕らのためだったんだ。
「おまえらに迷惑はかけん。歩けなくなった時が死ぬ時だ」と笑い飛ばす父が、かっこよかった。
父を見て、僕も「ゆっくり走り続けよう」と思った

そんな父の姿を目の当たりにすると、僕も長く元気でいるために、ゆっくり走り続けようと思えてくる。
ランニングが好きだった父の思いを受け継いでいこうと。
おっとその前に、酒を抜かなきゃね(笑)










