ゆっくりでいいのに、いつの間にやら……ガチランナーがやたらと速い理由が分かったよ(笑)

2026-05-06

朝起きると、口の周りに吹き出物ができていた。

あぁ、これは体が悲鳴を上げているやつだ。

20キロを中2日で2度走るのは、今の僕には無茶だったらしい。脚と腰には疲れが残っている。体も重い。もうそんなに若くはない。

今日は休むべきかな。

って、やかましいわ!(笑)

20キロを楽勝で走りきれなくて、「ガチランナー」を名乗るとはカッコ悪すぎる。

ここで手を抜くから、僕はいつまでたってもド底辺ランナーのままなんだよ。そんなことに、こないだようやく気づいた。

てなわけで、走り出す。

今日はイージーモードのはずだった

もちろん、無理は禁物。ケガへ一直線コースに足を踏み込んでいたからね。

今日はイージーモード。1時間ゆっくり7キロコース。

いつもの矢田川は、あいかわらず走りやすかった。

GWだからか、初夏の日差しを楽しむランナーがあちこちにいる。川面にきらめく光が、黄金色のシャワーのように輝いていた。

こういう景色を見ると、休まなくてよかったと思ってしまう。

ランニングはざっくり言うと、2つのトレーニングで走力が伸びていく。

☝️ひとつは、ゆっくり長く走ること。

☝️もうひとつは、速く短く走ること。

つまり、ロングジョグとダッシュ。

ゆっくり長く走る日にダッシュを入れると、ダメージが大きくなる。だけど、1時間くらいのジョグなら、間に一発だけムチを入れると短い時間でも走力に刺激が入る。

時間がなくて、ダメージも抑えたい時は、この走り方が一番効くと感じている。

ムチを一発入れる

3キロ過ぎ。

足がクルクルと気持ちよく回るようになってきた。

よし。

ムチを一発!

心拍数をマックス手前の170まで上げる。

走っているというより、体がグイグイ前に押し出されていく。頭の中が白くなる。景色の輪郭が薄くなる。自分の呼吸と足音だけが、やけにはっきり聞こえる。

500メートルほどダッシュすると、心拍数は175を超えていた。

上出来。

スピードを緩めて、ジョグに戻す。今日もいい走りができた。

そう思った。

なんか、物足りない

……思ったんだけど。

なんか、物足りないんだよね。気持ちがドンドン前へ進む。体もそれにつられて、勝手にスピードを上げていく。

いかんいかん。

無理は禁物と言ったじゃないか。今日はイージーモード。一発だけムチを入れる日。ちゃんと分かっている。頭では、かなり分かっている。

けれど、そんな言うことを聞くような自分なら、もっとまともな人生送ってます(笑)

結局、帰り道はずっとスプリントして走っていた。

あぁぁ、なんて気持ちいいランニングなんだ。

景色が後ろに流れていく。自分だけが止まっていて、世界のほうが動いているような感覚になる。疲れていたはずの体が、どこか別のエンジンに切り替わったみたいだった。

こういう調子に乗っちゃう瞬間があるから、ランニングは困る。

苦しいのに、気持ちいい。

やめるべきなのに、進みたくなる。

こうして、ランナーは作られていく

家に帰って、シャワーを浴びる。

あれ?

脚が重い。

腰も重い。

すげー眠い。

あかん。

やっぱりムチは一発にすべきだったか。ゆっくりでいいっていう時にかぎって、調子こいて速く走っちゃう。

計画通りに淡々と強くなるより、気持ちよさに引っ張られて、少しだけやりすぎて、翌朝に反省する。

こうして、ガチランナーは作られていくのです(笑)

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