日本酒
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2025-10-19
「ザ金虎」って、こういう酒なのかも――小瓶の「生貯蔵酒」を飲んでふと思った夜
あれ、知らないやつがいた。 大曽根にほど近いとあるスーパーの日本酒売り場。見慣れない金虎の小瓶が置いてあった。 「生貯蔵酒」。 透明な瓶に白いラベル。そこには、墨で描かれた力強い虎がいた。睨みをきかす...
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2025-10-10
220円で日本酒の伝説を味わう。月桂冠「キャップエース」の物語
「幻」や「限定」なんて特別なラベルがなくても、伝説はふと身近に潜んでいる。 コンビニの片隅に追いやられた小さな日本酒コーナー。そこにも、確かに伝説は息づいていた。 僕が手に取ったのは――月桂冠の「上撰...
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2025-10-06
妄想エアデートで楽しんだ(笑)秋酒祭2025
昨日から降り続いた雨もおさまってきた。まだ小雨が降ってるが、僕は出かける決意を固めた。 行き先は、久屋大通公園。 愛知の27酒蔵が一堂に会する「秋酒祭」へと繰り出した。 開場イン!小雨もアトラクション...
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2025-09-29
サイダーみたいな日本酒!? 盛田「金鯱 山田錦 吟醸原酒生貯蔵酒」で夏の終わりに乾杯
スーパーの日本酒売り場の片隅に、夏を感じさせる一本が静かにたたずんでいた。 透明なビンに、突き抜ける青空のようなスカイブルーのラベル。薄く鯱の模様が描かれ、金色の文字で「金鯱」。 名古屋ではどこでも売...
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2025-09-08
日本酒の歴史にその名を刻む「真澄」。水墨画のように静かで余白のある酒だった
「真澄」という教科書酒 日本酒の教科書に刻まれた歴史的なお酒。 ほとんどの吟醸酒の味を決定づけたと言っていい存在がある。 「真澄」。 空気の透き通った高原、信州・諏訪の酒蔵「宮坂醸造」のお酒だ。 創業...
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2025-08-22
ちょっと遠くのスーパーで出会った“黒麹の宇宙酒”——あさ開 BLACK STYLE
猛暑日、遠いスーパーという遊び 行ってみるもんだね。いつもと違うスーパーって。 名古屋の予想最高気温は39度。 せっかくのお休みだけど、どこにも行く気がしない。そんなときは、ちょっと遠くのスーパーに繰...
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2025-08-16
「醸し人九平次」を手に。兄と歩いた、人生の帰り道
■ ちょっと、驚かせてみたくて たまには、父と兄を驚かせたい。あの酒好きの2人が心の底から「うまいなあ」って笑う瞬間を、どうしても見てみたかったんだ。 それで選んだのが、「醸し人九平次」。いわゆる“最...
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2025-08-09
本多忠勝の魂が宿る酒。「三河武士 純米吟醸 生酒」甘みと旨みと爽やかな発泡感を心に刻め
もう、なにも喋りたくない夜がある。 電車に揺られて、家にたどり着き、靴を脱いだらソファに腰を沈める。しばらく動きたくない。仕事を頑張る日もたまにはある(笑) そんなとき、冷蔵庫をそっと開けて取り出す一...
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2025-08-01
けんびる、という魔法の言葉。江戸の風が吹いた剣菱との晩酌
◆ 静かにたたずむ、伝説の酒との出会い 「日本最古の酒の会社って、どこだと思う?」 そんな問いがふと浮かんだのは、何気なく立ち寄ったスーパーの酒コーナーだった。 煌々と照らされた棚のすみに、黒と白だけ...