
長く走れるようになりたい。
ただし、できれば楽をしたい。
そんな都合のいいことを考えていたら、「バックヤードウルトラ」というスポーツにたどり着いた。
ご存知だろうか。
ここ最近、世界で爆発的な人気が出ている競技である。
スピードを問われないマラソン

いわゆるマラソンなんだけど、スピードはいっさい関係ない。どれだけ長く走れるかを競う。
僕は速く走るのが苦手でね、このスピードを問われないところが刺さりまくった。
ルールをざっくり説明しよう。
6706メートルを1時間以内に走る。これをひたすら繰り返すだけ。
その間、歩いてもいいし休んでもいい。寝たって構わない。次の1時間後にスタートできなかったら、そこでDNFとなる。
最後の1人になるまで続けられることから、日本では「ラストサムライスタンディング」とも呼ばれている。
6706メートルという数字にも意味がある。24本、つまり24時間走ると、ちょうど100マイルになる。
コロナ禍のころ、100マイルのトレイルレースが軒並み中止になったことで広まったという。
数字だけで胃もたれする世界

ちなみに、現在の世界記録は119本、距離にして798キロ。調べてみたら、大曽根から福岡まで車で行くルートとほぼ同じ。日本記録は106本で711キロ。
もう数字だけで胃もたれする。
世界記録は、ほぼ5日間走り続けたことになる。ここまで読んで気持ち悪くなってきた人もいるんじゃないかな(笑)
実は僕も「こんな競技、よく思いついたな」と思った。
ただ、このスポーツが面白いのは、狂っているだけじゃないところ。
自分の走力の限界に達したら、「やーめた」でいい。
1本で終わらせたっていいし、何日も走り続けてもいい。ゴールは自分で決められる。
そこが、あらゆるレベルのランナーに刺さったのかもしれない。
で、僕は今日2本走ってみた

さて、僕は今日、矢田川で2本走ってみた。
耐久種目のスペシャリストみたいな偉そうなことを言ってるよね。
やっていることは、2時間のランニングの途中で5分間の昼寝を入れただけである。いつもより楽してんじゃん(笑)
走った距離は14キロ弱。
終わってみれば、10キロ走ったくらいの疲れだった。
これって、5分寝転んで3キロ分の疲れが消えたって計算になる。
走る力より、回復する力

長く走る練習というと、つい根性で押し切る方向に考えてしまう。けれどバックヤード的に考えると、少し違うのかもしれない。
走る力にプラスして、体力を戻す力。
耐久力と同時に回復力を鍛えていけば、そこそこ走れるんちゃうかと思っている。
目指すは、24時間で100マイル。
バックヤードウルトラに強くなれば、100キロウォークも楽勝で完歩できるようになるはず。
6.7キロで終わってもいい手軽さがある。上を見れば、無限のハードさもある。
とりあえず今日は2本。
たった5分寝ただけで、まだ先に行ける気がした。
バックヤードウルトラ。
ちょっと面白いものを見つけてしまった。





