近いものが見えにくくなって読書やPC作業に悩まされるKOKIX。最高のルーペを見つけるべく、自らルーペ沼へと足を踏み出したのだった。
ルーペ沼からの帰還記

老眼が進んじゃってね。もう、ルーペなしの生活なんて考えられない。
ここ最近、いろんなルーペを試してきて、ついに——いや、ようやく——ベストの1本にたどり着いた。
結論から言おう。トラスコのルーペメガネ。
こいつが最強だ。メガネの上からかけて、近いものを見るときだけレンズを下ろせばいい。
シンプルで、力強い。僕は、家に帰ったらとりあえずメガネの上にこいつを装着するようになってしまった。
ベストを見つけた。でもそこに至るまでには、ルーペ沼での長い、そして泥臭い戦いがあったんだ。その歴史を振り返っておこう。
きっかけは「バキッ」だった
事の発端は、愛用していたトラスコのルーペメガネが壊れたことだ。
フレームとレンズの接合部が弱いらしく、Tシャツを脱いだ瞬間に「バキッ」。完璧だと思っていた相棒の急所が、あっけなく崩れ落ちた。

「服を着たり脱いだりするときには、ルーペメガネを外さなればいけない」という教訓ができた瞬間でもあった。
そこから「もっと頑丈なやつが欲しい」という執念が始まった。ネットをひたすら漁って、次なる獲物を探した。
第一の挑戦:GOKEIとの格闘

まず買ったのは「GOKEI」という中国メーカーのルーペメガネ。フレームとレンズの接合部は頑丈そう。期待して装着してみると……ダメだった。
視界の下にレンズがない。字を書くとき、PC作業をするとき、老眼の真骨頂が出る“下方向”がすっぽり抜け落ちている。
そこで僕は考えた。
「鼻当てを切り取れば、その分レンズが下に下がって見やすくなるんじゃ?」
ペンチを持ち出し、ガチンとカット。
確かに少しは改善した。が、根本的な解決にはならなかった。

視界の下には常に“レンズがある部分”と“ない部分”の境界線。これがちょうど目線の真ん中に来て、見続けると頭が痛い。結局、常に上目遣いで覗き込む羽目になり、首がバキバキに。
DIYでは沼を脱出できなかった。
第二の挑戦:クリップ式への希望と絶望

次に手を出したのは、「GO!GRM」というメーカーの、メガネにクリップでつけるタイプ。
これが軽い。
メガネを二重にかけている感覚がなくて、太めのフレームのオシャレ眼鏡をかけているくらいの心地よさ。

「これこそ最適解か?」と思ったのも束の間。
レンズが小さい。結局、下方向の視界がカバーされず、手元が見づらい。GOKEIと同じ轍だ。
「軽い」「常時装着できる」……そこまで来ているのに、最後の最後で裏切られる。期待していただけに、落差がデカい。
帰還:やっぱりトラスコ

そして、最終的に僕が選んだのは、壊れた相棒・トラスコの買い直しだった。
やっぱりレンズが大きいと、下方向も含めて視界が全部カバーされる。
付け心地はクリップ式に劣るけれど、走り回るわけじゃないし、大きな問題にはならない。
結局、4つのタイプのルーペを試してみた。
ああ、やっぱり正解はこれだったんだ。色々試してみれば、自ずと分かる。僕にとっての老眼鏡の答えは、トラスコのメガネルーペだった。

長い戦いを経て、僕はついにルーペ沼から帰還を果たした。
これでもう、ルーペに振り回されなくて済む。そう思うと、心からホッとする。
ただし、沼は終わらない?

……いや、待て。
トラスコの接合部が弱い問題は残ったまま。もし「クリップ式で、下方向まで全部カバーするレンズ」があったらどうなる?
あ〜気になる。
ちょっと、調べてみよっかな(笑)





