
やられた。
まさか、こんなところに落とし穴があるとは思わなかった。
15年も謎解きやってるってのに。
自信?あったよ。むしろ余裕ぶっこいてた。
だって今日は、
あのレベル3の「残り」を片付けに来ただけだったから。
最高の天気!

春の明治村。
空は青一色。風もやさしくて、空気が透き通ってる。
山の輪郭がシャープすぎて、CGかってくらいくっきり見える。
たぶん、こういうのを“最高の天気”って言うんだろうね。
最近はレベル3が簡単

さて、レベル3のおさらいだ。
ここ最近の傾向として、レベル3はやたらと簡単になっている。
たぶん、GW明けからスタートするレベル4・5に向けて、
「ここまでは気軽にやってね」って感じなのかもしれない。

実際、これまでの流れもスルスル進んだ。
見ただけで「あ、これね」って答えが浮かぶタイプの問題が多い。
ひとつだけ、うならせるポイントはあったけど……まあ、それくらい。
答え合わせをするだけ

レベル3は、途中まで解いたら一度答え合わせをして、正解だったら追加キットがもらえる。
そのキットの中身を使って、最後の場所を導き出すってわけ。
前回は、あえてそのキットを家に持ち帰ってじっくり解いておいた。
もちろん、解けた。むしろ完璧。

今日は、その「正解」を現地で確認するためにやってきた。
ついでに、暇つぶしがてらレベル0もやっちゃおうかなって。
予想どおり。
レベル3の答えは、書いてあるとおりに進めばちゃんと最後の場所が出る。
現地に着いた僕は、自信満々であたりを見回す。
……ない。
どこにも、ない。
あれ?ないぞ?

え?
何度見ても、それらしいものが見当たらない。
展示物の裏?草むらの中?いや、そんなわけは……
何度も行ったり来たりして、
謎解き歴15年のプライドがじわじわ崩れていく。

だが──
あった。
それは、まるで本物の展示物の顔をして、そこに紛れていた。
一見、完全にマジメな装い。
だけど、よく見ると……なんかおかしい。
いやいや、こんなヘンなもん、普通は展示しないでしょ(笑)

やられたよ。
こういうのがあるから、明治村謎解きはやめられない。
ご褒美は帝国ホテル。ついでにレベル0のはずだった…

さて、任務完了のご褒美タイムだ。
帝国ホテルのカフェへ直行。
アイスコーヒーをひとくち。のどを抜ける冷たさが、今日の勝利を祝ってくれる。
イチゴ味のふわふわケーキが口の中でとろけて、ほっぺたが「よくやった」って言ってくれる。

ついでにレベル0のキットも開いてみる。
小学生低学年向け。
見ればわかる。そんな簡単なやつだ。
……のはずだった。
冷や汗がしたたり落ちた
全然わからない。

最後のマスが埋まらない。
1文字しか出てこない。
あんなに得意げだったのに、急に脳内がスン……って音を立てて沈黙する。
アイスコーヒーは飲み干した。
ケーキもない。
レベル0だけが、高い壁のように目の前に立ちふさがっている。
冷や汗が、シャツの背中をつたって落ちていく。

時計を見ると、もう1時間経ってた。
……これ、なかったことにして帰るか?
そのときだった。
あの文房具が僕を救ってくれた
「あの道具を使ってみるか」
僕はいつもの“謎解き道具バッグ”に手を伸ばした。
中から取り出したのは、誰でも知ってる文房具。
それをキットに当ててみた瞬間──

答えが、浮かび上がってきた。
やった!
レベル0、ついにクリアだ!!
シンプルだからこそ難しい

なんとも恥ずかしい話ではあるけれど……
いちばん苦戦したのは、レベル0かもしれない。
子ども向けだからって、侮るなかれ。
むしろ、シンプルな謎こそ、頭のやわらかい子どもたちの方が得意なのかも。

こうして、レベル0から3まで、今できる謎はすべてクリアした。
受け付けで答え合わせもバッチリ。
あとは、ゴールデンウィーク明けを待つだけだ。
明治村限定ビールで祝勝会

帰宅してからは、ささやかな祝勝会。
明治村で買った限定ビールの栓を抜きながら、
乾杯!
レベル0攻略、おめでとう(笑)











