
名古屋の中心に、赤レンガ造りの荘厳な建物が静かにたたずむ。
その名も「名古屋市政資料館」。
名前だけ聞くと正直、地味で硬そうなイメージ。
でも最近、朝ドラのロケ地や紅白歌合戦で米津玄師が歌った場所として話題になっているとか。
さらに、ネットで調べると、どうやらここで謎解きが楽しめるらしい!
「無料でできる」なんて聞いたら、もう行くしかないでしょ。
ポカポカ陽気の成人の日、意気揚々と市政資料館を訪れることにした。
青空に浮かぶ市政資料館

名鉄瀬戸線の東大手駅を降りて徒歩5分。
名古屋城の外堀沿いを歩いていると、突然目の前にあらわれる赤レンガの建物──これが市政資料館だ。
「ここだけ、時代が違うよね!」と思わず声に出そうになる。
晴れ着姿の女性たちが撮影しているのを横目に、僕も青空に映える名古屋のお宝をパシャリ。
この建物、1922年に裁判所として建てられたそうで、ネオバロック様式の豪華絢爛(ごうかけんらん)なデザインが目を引く。
「当時の日本、イケイケドンドンだったんだな」なんて感心しつつ、今日のメインイベント謎解きに向けて気分が高まった。
歴史というツヤ


建物に入ると、まず目を引くのがドラマティックな雰囲気のする大階段。
高い天井からはステンドグラスの優しい光が差し込み、大理石の柱が歴史というツヤを放っている。
足を踏み入れた瞬間、石造りの床から靴音がカツンカツンと響き、壁や天井に反射していく。
なんだか映画の主人公になった気分で背筋が伸びたんだ。
いざ謎解きへ!

2階にある事務室の受け付けで謎解きセットをゲット。
紙を広げると、A3サイズの表と裏にびっしりと並ぶ謎!
「いやいや、これどうやって解くんだろ?」と少し不安になりつつも、物語の導入を読み始める。
ストーリーの中で、名古屋のまちづくりに関わる人物たちが登場していて、「なるほど、歴史もからめてきたか」と燃え上がってきた。
いよいよ謎解き開始だ!
謎解きの試練と達成感

最初の謎を解くまでが一番、難しい。
これ、謎解き「あるある」だよね。
頭の中では「これ、解けるようにできてるのか?」なんてツッコミを入れながら紙をにらむ。
「そうか!これとこれを合わせればいいんだ!」
最初の難関を突破すると、あとはスイスイ進むのが謎解きの醍醐味なんだ。
「よし!、次もいける!」と、小さなガッツポーズを心の中で繰り返しながら進めていく。
歩き回らなくてもいい。使うのは頭だけ

とはいえ、全部が全部スムーズにいくわけじゃない。
2問どうしても解けなくて、「ええい、こうだろう!」と半ば強引に答えを埋めたんだ。
結果としては無事にクリア。
ちょっとだけショートカットしちゃったけど、1時間かけて挑んだ謎解きの達成感は最高だったね。
この謎解きは、最初に目的の小部屋を探し出したら、あとは一箇所で完結するタイプ。
建物内をくまなく歩き回る必要はなく、疲れるのは頭の中だけだよ。
建物探訪は次回のお楽しみに

謎解きに夢中になって、名古屋の歴史を紹介する展示物をじっくり見られなかったのが唯一の心残りだね。
次回は、全ての部屋をしっかり回って、この建物が抱える物語をもっと知りたいなと思った。
展示室の奥にある古い地図や、当時の裁判で使われていた資料なんかも、じっくり見ると新しい発見がありそうだね。
ご褒美は缶バッジ

最後の答えをシートに書き込み、受け付けに戻ると答え合わせタイム。
無事に正解が確認され、「お疲れさまでした!」と渡されたのは、夕日に浮かぶ市政資料館の缶バッジ。
これがまた、カッコいい!手に取ると、ちょっと誇らしい気持ちになった自分がいた。
入場無料で謎解きも無料。
1円もかからない一日の探検がこんな形で思い出になるなんて、最高じゃない?
「ちょっと分からんとこもあったけど、とりあえずクリアしたぞ!」という達成感に満たされながら、僕は市制資料館を後にした。










