
1ヶ月前、オタマトーンを手にした時のことを思い出している。
プペプペとした可愛らしい電子音。口をパクパクさせると、オタマが本当に歌ってるような声に変わる面白さ。
そして、何をどうすれば曲になるのかさっぱり分からない絶望感。
最初は「ド」の場所すら信用できなかった。押したつもりの音と、鳴っている音が毎回違う。オタマは可愛い顔をして、かなり容赦ない。
そんな状態から1ヶ月。
ようやく「なんか音楽っぽくなってきたかな?」と思える瞬間が増えてきた。
楽器やスポーツって、上達するためのコツがある。そのコツを早くつかむことが、上達への近道になる。
そこで今回は、オタマトーンを始めたばかりの人へ、僕がこの1ヶ月でつかんだ「3つのコツ」を書いておきます。
コツ1:音程を尻尾に書いて、迷子を減らす

尻尾のパネルのどこをどう押せば、どの音が鳴るのか。
これをはっきりさせておくのが、オタマトーンでは最も重要だと思う。
可愛いオタマに何か書くのはカッコ悪いと思うかもしれない。
音程なんか書かなくても弾けるのがカッコいいと思うかもしれない。
そんな小さなこだわりと、「弾ける喜び」のどっちが大きいか比べてみたらいい。
弾けた方が嬉しいでしょ?
スマホアプリでチューナーを見つけてダウンロードすれば、10分もかからずに音程表ができあがる。
僕のやり方は、白いマスキングテープに音程を書いて、その上からセロハンテープを貼って消えないようにガードする感じ。
音程表を見なくても弾けるようになったら、剥がしてしまえばいい。
コツ2:毎日5分、指に覚えさせる

とにかく、何があっても毎日弾く。5分だけでもいい。
楽器って、頭で覚えるんじゃなくて、指が勝手に動くまで繰り返すことが大事なんだと思う。
こんなことがあった。
ある夜、「翼をください」を練習していた。
どうしても曲を覚えられず、指はパネルの上をまごまごするばかり。2時間ぐらい練習しただろうか。結局、その夜はなんの上達も感じられないまま眠りについた。
ところが、あくる朝。
同じ曲に挑戦してみると、なぜか指が勝手に動き出した。
「え? この曲、知ってますよ?」って感じで、昨日よりずっと自然に弾ける。
不思議だよね。その間、寝ていただけなのに。
記憶の定着には睡眠が大事って言われている。
練習して、寝る。
その繰り返しで、少しずつ指が音を覚えていくんだと思う。
コツ3:動画に撮ると、下手さが燃料になる

人前で演奏するって、すごいハードル高いじゃん。
始めたばかりでは、その領域にたどり着くなんて想像すらつかない。このハードルの高さが、楽器上達の落とし穴なんだよね。
自分だけの楽しみの楽器って、集中力も続かないし、そこで満足しちゃって伸び代も止まりやすい。
だからといって、人前で演奏するレベルは遥か彼方。
そのギャップを埋めるのが、動画撮影ってわけ。
動画を撮るだけなら、人前で演奏するレベルじゃなくても大丈夫。
ひとりでコソっと撮ってるだけなのに、カメラの前だと緊張感が段違いに高まる。
さらに、撮った動画を客観的に見ると、いかに自分が下手なのかがよく分かる。
「やべえ、このままじゃいかん!もっと練習しよ」
そんな感じで、モチベーションが燃え上がってくる。
1ヶ月のリアルを公開します

僕はここ1ヶ月、ずっと「君が代」を練習していた。
国家だから誰でも知ってる。一音一音響かせるゆっくりな曲だから、オタマ初心者にピッタリなんだよね。
さらに、練習しておけば、いつかどこかで国歌斉唱の伴奏をさせてもらえるチャンスが来るかもしれない。
僕なんか、君が代を練習する時は、満員の国立競技場でタキシード着て演奏してるイメージだからね。
そして、1ヶ月の成果を動画に撮って確認してみると………
頭を抱えた(笑)
音痴にも程があるハズレっぷりと、リズム感のなさ。見てて自分の顔が赤くなったよ。
あまりにも下手くそで恥ずかしいので、公開することにした(笑)
これは、「1ヶ月やった初心者のリアル」です。
「1ヶ月頑張れば、最低これくらいはできるようになるよ」っていう見本にはなるかな。
結局、いちばん大事なのは毎日プペプペすること

音程を書くのは一度だけでいいし、動画に撮るのも節目節目で十分だと思う。
だから、結局いちばん大事なのは、毎日弾くこと。
これだけ。
ゆっくりな曲から始めればいい。
そして、下手でもいいから、人前に出す。
その繰り返しで、オタマは少しずつ歌い始める。
さて、今夜もオタマ片手にプペプペやりますか。
◆オタマの滑りをよくする方法:オタマトーンは目で弾くのか、指で歌うのか——ポアテープで滑らかに





