
マラソン大会が近くなると、なぜか走らなくなる現象。
…ランナーあるあるだよね?
あれほど「走らなきゃ」と思っていたはずなのに、なぜか走り出そうとすると二の足を踏んでしまう。
しかも、大会が終わると 「もう頑張らなくていいのに」 なぜか走りたくなるという 謎現象 までセットになっている。
…これ、一体 何なんだ!?
大会が終わり、ついに解き放たれた…!

そんなわけで、今日から ランニング再開!
風もなく、春の陽気がふんわりと包み込む。矢田川の土手に立つと、吹き抜ける風が ほのかに土の匂い を運んでくる。
体が「待ってました!」と言わんばかりにうずき、シューズのヒモをギュッと締めた。

そして、走り出す。
「長い距離を走らなきゃ」とか、「ペースを上げなきゃ」みたいな プレッシャー なんて一切なし!
ただ、自由に走る。
写真を撮るのもよし、途中でふと立ち止まるのもよし。
ひたすら 自分の感覚だけ に従って走る快感。いや、いつもと変わらないか?(笑)
なんだか甘酸っぱい感覚なのかな

大会前になぜ走らなくなり、終わった途端に走りたくなるのか?
走りながら、ふと考えた。
これって まさか…恋!?
若かりし頃の「恋」とランニングの共通点

思い出したのは、まだ青臭かったあの頃の話。
好きな子がいて、その子の前では カッコつけていた。いつもの自分より ちょっと大人っぽく、クールに振る舞っていた。そして、意識すればするほど遠ざけてしまっていたんだよね。
そして…告白!
電話越しに「付き合ってほしい」と言ったものの、あえなく撃沈。
その夜は飯も喉を通らなかった。

でも、次の日になると 「あれ?」 と思うくらいスッキリしていた。
恋が終わった瞬間、気負いが消えて肩の荷が下りた。カッコつけるのもやめて、元の自分に戻った感じがしたんだ。
そして、「せっかくの人生、たくさんの恋をしよう!」と、妙に前向きになっている自分がいた。
これ…大会前と大会後のランニングの感覚に似てないか!?
大会前のランニングは「片思い」だ

大会前は 「自分を良く見せたい」 という気持ちが勝る。
「厳しめの練習をしなきゃ」「もっと速く走らなきゃ」
そんな プレッシャー に追い込まれて、ただただ焦る。
そんな焦る気持ちが、ランニングを遠ざけてしまっているんだよね。心に余裕がなくなってくると、「青空の美しさ」 にすら気づかない。
でも、大会が終わった瞬間…すべてが変わる。
恋が終わったら、世界が広がる

今日の空は 格別だった。
流れるベールのような雲が空を覆い、広々とした河川敷は、まるで 自分だけの特別なランウェイ になっていた。

少し先では、幼児たちが 土手の斜面を転がって 遊んでいる。無邪気な笑い声が遠くから聞こえ、その光景をながめながら、自然とペースを落とす。
…そう、大会前の僕なら この景色にすら気づかなかった だろう。でも今は ただただ走ることが楽しい。
ランニングには「二面性」がある
もちろん、大会前の 「焦りにも似たストイックな時間」 も、ランニングの醍醐味だ。
あの緊張感とプレッシャーを乗り越えることで、成長できる自分がいる。
でも、今みたいに 「脳天気に走る時間」 もまた、ランニングの醍醐味。
どちらも大切で、どちらも楽しい。
次の「恋」に向けて、また走り出そう

今はただ 「ひとりの時間」 をゆっくりと楽しむ。
だけど、そのうちまた 新しい恋(=新しい大会) に向けて、走りたくなるんだろうな。
…そう、ランナーは 何度でも恋に落ちる生き物 だからね。





