万年筆は意識高い系の大人の趣味だと思ってた。でも僕は今「蒼墨」でムラを描いている

2025-08-04

万年筆って、もっと大人な趣味だと思ってた。か

書斎の机の上に静かに置かれていて、渋い大人が手紙でも書くような…。

なのに今の僕ときたら、毎日せっせと「ふでDEまんねん」という軽いネーミングの万年筆で落書きを描いている。

インクが減るとちょっとニヤつきながら新しい色を探して、ついには“蒼墨”を買って喜んでる始末。

……どう見ても、立派な“万年筆小僧”である。

インク、10日で切れたんだけど

セーラーの「ふでDEまんねん」を使い始めて10日。

付属の黒インク、もう切れた。

いや、ちょっと待て、10日で?

ボールペンだったら、まだ半分も減ってないよね…?

たしかに、「ふでDEまんねん」はベタ塗りもできる万年筆。

インクの減りが早いのは知ってた。

でもさ、現実にその瞬間が来ると、ちょっと動揺するよね。

でもまあ……これは新しいインクを試すチャンスでもあるわけで。

…というわけで、

迷わずポチった。セーラー純正「蒼墨(そうぼく)」。

名前でときめいてる時点で、もう負けてる

顔料インク。水に強くて、退色しにくい。

そしてなにより、この名前。

蒼墨。そうぼく。

紺好きの僕の心を、容赦なく撃ち抜いてくる。

セーラーの顔料インクには「極黒(きわぐろ)」とか「青墨(せいぼく)」もあるんだけど、ネイビー信者としては、まずはここからでしょ。

ちなみにアマゾン価格、12本入りで414円。

思ったよりずっと安い。

1本10日もてば、約4ヶ月分。

1日3.5円。なんか、駄菓子か。

蒼墨、じわじわあらわる

カートリッジは、思ったよりも簡単に交換できた。

差し込んで、グッと押し込むだけ。

最初は、前の黒インクが少し残ってたのか、濃いブルーブラックみたいな色が出てきた。

書きながら「あれ?」ってなる。

あれ…蒼墨って、もっと蒼天っぽい青なんじゃ…?

で、しばらく書いてると、にじみ出てきた。

青とも紫ともいえない、なんとも言えない深い紺色

これだ、これが「蒼墨」なんだ。

空の青じゃない。

墨の青だ。

そして、顔料インクらしく裏抜けもしない。

うわー、めっちゃ渋い……でも下手に見える(泣)

書いてるうちに、色の濃淡がじわじわ変わってくる。

薄いところはふわっと淡くて、止めたところはぐっと深い──まるで水墨画。

ああ、これ、絵に使ったらめちゃくちゃ渋い表現ができそう。

…と思ったのも束の間。

実際に描いてみたら、ムラ。ムラ。ムラ。

あれ…?なんか…ヘタに見える?

自分の線が急に自信なさげに見えてくる。

黒インクのときは、もうちょい堂々と線が引けてた気がするんだけど…。

蒼墨、カッコいいんだけど、僕にはまだ早かったかも…。

思わず、黒インクのことを思い出してしまった。

あいつ、たしかに無難だけど、安定感あったな…(笑)

葛藤:やっぱ黒に戻る?決意:いや、まだ戦える

正直、ちょっと迷った。

「これ、付属の黒インクに戻した方がいいんじゃない?」

まだ買ったばかりなのに、インクのせいにするのはズルいか?

でも線がカスれて見えるのは事実で…うーん。

弘法は筆を選ばすと言うが…うん、そんなレベルじゃない(笑)

って考えてたときに思い出したのが、「顔料インクは詰まりやすい。でも、毎日使えば大丈夫」という一文。

つまり──

一番のメンテナンスは、“毎日書くこと”。

よし、決めた。

今はまだ使いこなせなくても、僕にはまだこの“蒼墨”を楽しむ余地がある。

ムラも不安定な線も、全部含めて“僕の線”だと思えばいい。

うん、とりあえず、この1本を使い切ってからだ。

次は……極黒、かな?(笑)

結論:僕は今、楽しくムラっている。

蒼墨の線は、まだ僕には難しい。

でも、使ってる時間は、なんだかすごく豊かだ。

うまく描けなくてもいい。

きれいな線が書けなくてもいい。

万年筆の楽しさって、たぶん“結果”じゃなくて“過程”なんだよね。

今日もペンを持って、ムラのある線を引きながら、ちょっとだけいい時間を過ごしている。

気をつけないと。

このままじゃ、本当に沼の底まで行っちゃいそうだ。

💬 あなたへ:もし、ちょっと気になってるなら

この「ふでDEまんねん」、Amazonで1000円ちょい。

蒼墨のカートリッジも、12本で400円ちょっと。

つまり、コーヒー1杯とケーキで始められる“趣味”ってこと。

字がうまくなくても、絵が描けなくても、「線を引く」って、それだけで意外と楽しいもの。

あなたにも、ちょっとした“線の旅”、おすすめします。

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