山田錦って、飲んだことはある。
ただ、食べたことはあるだろうか。
有名な食材なのに、食べたことがない。そんな食材の代表とも言えるのが、酒米の「山田錦」なのではなかろうか。
飲んだことはある。でも食べたことはない

粒が大きく、心白の形がよく、精米しても割れにくい。日本酒造りに向いた条件を高いレベルで備えているのが山田錦である。酒米の中で40%以上の生産量を誇るのも山田錦。
つまり、酒米界の横綱と言ってもいい。
飲んだことはいくらでもあるんだよ。たいていの日本酒の原料になってるからね。
「山田錦は美味い」とはよく聞く。ただ、それは日本酒になってからの話だ。
山田錦を削って、蒸して、麹菌で甘くして、酵母菌でお酒にする。
これだけ手を加えていたら、お米そのものの味って分かるんだろうか。米としての山田錦って、一体どんな味なんだろう。
ずっとそう思っていた。
スーパーで見つけた「山田錦せんべい」

そんな時、近所のスーパーでふと見つけたのが、こんなお菓子だった。
「山田錦」と大きく書いてある横に「せんべい」の文字。
そう、あの山田錦を使って作られた、せんべいである。
まさかの出会いだった。酒瓶の中ではなく、せんべい売り場で。
1袋600円。普通のせんべいの倍近くするのだが、悩むことはなかった。
山田錦を食べられる絶好のチャンスだからね。
あと、今日のブログのネタに困ってたし(笑)

家に帰って、ラベルをじっくり見る。「大吟上」の文字が踊る。
日本酒をイメージしているのがビシビシ伝わってくる。酒好きの心を鷲掴みにしてくる言葉。
ここに、まんまと鷲掴みされた男がいるし(笑)
食べてみたら、軽い口当たりだった

さて、食べてみよう。
一口かじる。
サクッとした軽い歯応え。
ハッピーターンよりもフワフワした感触といば分かりやすいだろうか。普通のせんべいのような硬さではなかった。
味付けは、やさしい塩味。

食通でならす妻にも食べてもらった。
「フワッとする感じだね。普通のせんべいと比べられたらよかったのに」
食への探究心を忘れない答えが返ってきた。
たしかに、その通りである。
軽い口当たりなのは、製法だからなのか。山田錦でせんべいを作ると、そうなるのか。
正直、さっぱり分からない。
次は、米としての山田錦を食べてみたい

ひとつだけ分かった。
山田錦を炊いて食べてみる必要がある。そして、普通のご飯と食べ比べをしてみないと違いは分からないであろう。
米粒の状態の山田錦、探して、炊いて、食べ比べしてみよう。
あれ?
そうすると、炊飯器、2ついるな(笑)




