3色使ったのに全部オレンジ?ぺんてるの「アートブラッシュ」で己書のネコちゃんを描いてみた

2026-05-23 /

家で気軽に水彩を楽しみたい。

そう思ったこと、ありません?

水彩って、描いてみたい気持ちはある。けれど、絵の具を出して、水を用意して、片付けて……となると、ちょっと腰が重くなる。

そんなことを思っていたとき、こないだの己書の幸座(講座)で先生から耳寄りな話を聞いた。

「カラー筆ペンが、水彩絵の具代わりになりますよ」と。

しかも、調べてみると、いつも使っている筆ペンメーカー「ぺんてる」がカラー筆ペンを出しているらしい。

その名も「アートブラッシュ」

使い慣れた筆ペンと同じ穂先なら扱いやすそうだし、何より名前がいい。

アートブラッシュ。なんだか芸術家っぽいじゃないか(笑)

というわけで、アマゾンでポチッ。

届いたのは、18色セットのアートブラッシュ

最近、水彩色鉛筆ハーフパンも増えて、僕の部屋は小さな画材沼になりつつある。そこへ18本の筆ペン追加。

画家のアトリエがカオスになる理由が、少しわかった気がした。

まずはネコちゃんを描いてみる

実際に描いてみよう。

まずはハガキにネコちゃんを描いていく。

こないだ描いたばかりだから、勘所はなんとなくわかっている。ちょっと構図が変でも気にしない。

今回は、アートブラッシュを試すのが目的だからね。

ネコちゃんを描き終えたところで、いよいよアートブラッシュの出番。

……の前に、もう一つの秘密兵器。

「水筆(みずふで)」だ。

軸に水を入れておくと、筆先から少しずつ水が出てくる筆。水彩色鉛筆でも使っていて、今や家で絵を描くときの必須アイテムになっている。

これがあるだけで、家の水彩のハードルがグッと下がる。

まずは水筆で、色を塗る部分に水を張る。

おっと、忘れていた!

アートブラッシュは普通の筆ペンと同じで、使う前にインクが出ないよう赤いリングが挟まっている。

僕は見事に外し忘れていた。

準備している間に水が乾き、やり直し(笑)

気を取り直して、今度こそ描く。

色が濃いぞ!

アートブラッシュを乗せた瞬間、思った。

色が濃い!

パチっとした色が、ドスンと紙に乗る感じ。こないだ幸座で使わせてもらった呉竹(くれたけ)のカラー筆ペンとは真逆だった。

あっちは、薄い色がフワッと水に溶けていく感じ。

見た目はほとんど同じカラー筆ペンなのに、書き味がここまで違うとは。

よし。

「色の濃いネコちゃん」ということで許してもらおう(笑)

今回、実はちょっとやりたいことがあった。

ネコちゃんの縞模様を、いろんな色で描いてみたかったのだ。

焦茶色、オレンジ色、黄色、ベージュ。ちょっとオシャレを楽しんでる、マダム猫みたいなイメージ。

まず黄色を乗せる。次にオレンジ。

……あれ?

ほとんど同じ色じゃん?

ベージュも試す。

これも一緒。

僕の目には、全部オレンジ色に見える。

ちなみに、このネコちゃんのオレンジっぽい部分。3色使ってます(笑)

アートブラッシュは“二刀流”だった

どうしてこうなったんだろう?

考えてみた。

おそらく、色が濃くドスンと乗るから、近い系統の色は似て見えてしまうんだと思う。

だったら。

直接描くんじゃなくて、パレットに色を出して、水筆や筆で濃さを調整してから塗ればいい。

原色でパチっと見せたいところはそのまま。やさしく見せたいところは薄める。

つまり、アートブラッシュって、「筆としても使えて、絵の具としても使える二刀流」なんだろう。

己書でも、カラー筆ペンを愛用している方は多いらしい。

昇級試験でも、そのテクニックが試されるという話も聞いた。

※下の写真、左が前回の呉竹、右が今回のアートブラッシュ。

そこで思った。

道具が増えるほど、うまくなった気になってしまう。

けれど、本当に大事なのは、

「どんな絵を描きたいのか」

なんだろう。

絵の具も、色鉛筆も、筆ペンも。

全部、自分を表現するための道具にすぎない。

何を描きたいのかが曖昧なままだと、きっと道具に振り回される。

この記事を書き終えたら、もう一度、同じネコちゃんを描こうと思う。

今度は、「どんなネコちゃんにしたいのか」そこをちゃんと自分の中で描いてから。

そして、アートブラッシュでどう表現できるかを考えてみたい。

己書の世界。なんだか、自分で勝手に深く掘り進んでいる気がする(笑)

◆水彩絵の具の代わりにカラー筆ペンで奮闘中己書の水彩に慣れたころ、カラー筆ペンという試練が立ちふさがった

己書のよく読まれている記事
文具のよく読まれている記事
最新記事