長く走るにはコツがある。令和の時代でも「江戸走り」が通用した

2026-06-08

速く走れるようになりたい。

けれど、長く走るとすぐ疲れてしまう。

そんな悩みを持つランナーは多いと思う。

僕もその一人。「楽して限界突破したい」と思っていたら、面白い言葉を見つけてしまった。

「江戸走り」。

江戸時代の飛脚や旅人の走り方をヒントにした、身体への負担を抑えて長く進む走り方らしい。

ウルトラマラソンに没頭していた十数年前、僕もかなり近いことを考えていた。

「スモールランニング」という走りである。

要は、できるだけ消耗を防ぎ、小さな動きで遠くまで走ろうということ。

江戸走りとスモールランニング

やり方はこうだ。

着地は重心の真下。足は体より前に出さない。

着地したら、すぐに足を上げて前に運ぶ。地面を蹴って進もうとしない。

体を少し前に倒し、推進力は重力に任せる。

この走りだと、下半身の動きをかなり抑えたまま進むことができる。

江戸走りとスモールランニング。

名前は違うけれど、考えていることはかなり近い。結局、遠くまで走ろうとする人間は、同じ場所にたどり着くのかもしれない。

そんなことを考えていたら、試さずにはいられなくなった。

梅雨入りの矢田川へ

東海地方で梅雨入りしたこの日、江戸走りを試すため矢田川へと向かった。

夏の直前に小雨が降るなんて、本当にご褒美だよ(笑)

冷たく顔に当たる小雨が気持ちいい。

江戸走りというか、僕で言うならスモールランニング。

一つだけ気をつけるなら、足を体の前に出さないこと。忘れていた感覚だった。

憧れのフォームは長く続かない

最近は、憧れの大迫傑選手のようなダイナミックな走りを真似していた。

そのおかげで速く走れるようになりつつある。ただ、長く走れない。走力は上がっているはずなのに、身体が先に音を上げる。

足を重心の真下に置いて、ゆっくり小さくコツコツと進む。

すると、不思議なくらい穏やかなランニングだった。

遅い。けれど疲れない

1時間走り終えた。

まぁ、遅いですわ(笑)

ペースは、いつもよりキロ30秒ほど遅かった。数字だけ見れば、ただ遅くなっただけ。

けれど、この日はそれでよかった。

遅くたっていい。いや、むしろ遅ければ遅いほどいい。今の僕が試したかったのは、速く走るフォームではない。

長く走り続けるためのフォームだったから。狙いどおり、疲れは少なかったね。

特に股関節周り。いつもなら内転筋とハムストリングが重たくなってくる。それが今日は、同じ距離を歩いたぐらいの疲れだった

もちろん、これだけで江戸走りがすごいとか、スモールランニングが正しいとか言うつもりはない。

ただ一つ分かったことがある。

僕が求めていたのは、速そうに見えるフォームではなかった。

長く動き続けられるフォームだった。

走りはいつの時代も変わらない

十数年前に考えたスモールランニング。

いつの間にか忘れていたけれど、どうやら間違った方向は向いていなかったらしい。

長く走るという野望を叶えてくれるかもしれない。

令和の時代でも江戸走りは健在だった。

いや、走りはいつの時代も変わらないのかもしれない。

◆ウォーキングでも同じことやってました名城線一周で弱さに愕然!ゼログラビティー歩行で100キロ完歩を狙う

ランニングのよく読まれている記事
最新記事