◼️これまでのあらすじ
尾張三河ウルトラウォーキング本番まで、ついに1ヶ月を切った。
尻に火がついたKOKIXは、名城線一周29キロに再挑戦。
そこで思い知らされたのは――自分の歩行能力の低さだった。
名城線一周の“反省”から再出発

あれから中2日。筋肉痛は抜け、ほどよい張りが残る程度。
でも頭の中には「このままじゃ100キロなんて無理だ」という焦りがぐるぐる回っている。
その反省を胸に、涼しい風が頬をなでる曇り空の下、今日も矢田川河川敷へウォーキングスタートだ。
29キロを全力で歩き続ければ、そりゃ体はボロボロになる。
でも本番1ヶ月前のこのタイミングでの「ボロボロ体験」こそ最高のトレーニングだったはず。
歩き終えて痛感したのはシンプル。
「今のレベルでは、速歩きで100キロをクリアするのは不可能」ってこと。
今日のテーマは“散歩”

本番はタイムなんかいらない。
大事なのは制限時間28時間以内にゴールできるかどうか。
そのためには、いかに筋肉を使わず歩き続けるかがカギだ。
だから今回の目標は――できるだけ楽に歩く。
今までの真逆。そう、ただの散歩である(笑)
ゼログラビティー歩行という実験

筋肉をガンガン使って体を押し出すと、見た目は颯爽。でも長時間はもたない。
そこで考えたのが「筋肉を使わない歩き方」。
ヒントは重力。
マイケル・ジャクソンの「ゼログラビティー」をご存知だろうか?前傾45度から戻ってくるやつ。あれの応用だ。
人間は体を前に傾ければ、自然と脚が前に出る。そのまま傾き続ければ、脚が交互に出て止まらない。推進力は重力まかせ。筋肉は体を支えるだけ。
いわば“転がる石”のように脚がクルクル回って前に進む。これがゼログラビティー歩行だ。
実際に試してみた!

前に傾ける。脚が出る。次も出る。その繰り返し。
「なんて合理的なんだ!」と思うくらい楽。筋肉の無駄使いがないから快適だ。
ただし、速さは出ない。キロ11分半、時速で5キロ強くらい。
このペースなら休憩なしで100キロを20時間で完歩できる計算になる。
もちろん休憩はたっぷり取る予定(笑)
なんと8時間も休憩に使えるじゃん!8時間あれば早めから立ち止まって休みをはさめる。

疲労は「浅いうちに休めば消える」。
ボロボロになってからでは、休んでも取れない。
だからこそ、この“疲れを先送りする作戦”は効きそうだ。
耐久スポーツの戦略は二択。
1️⃣休みなしで突っ込める体力をつけるか、2️⃣効果的に休みをはさむか。
僕はもちろん2️⃣。残りの1ヶ月で、この“8時間の使い方”を詰めていきたい。
ゴールへの試行錯誤は続く

そんなことを考えながら、今日は1時間20分で7キロの散歩。
楽に歩けるフォームが、だんだんわかってきた。
いやあ、ウォーキングって奥が深い。
本番まで残り1ヶ月。
僕の試行錯誤と足掻きは、まだまだ続きそうだ――。





