星コーヒー店:大曽根商店街に灯った新しい光

待ちに待ったプレオープンの日

8月20日、待ちに待った日がやってきた。

大曽根商店街に新しいお店がプレオープンする日。

星コーヒー店。

シャッターばかり閉まっていくこの街の、希望の星となってくれるはず。そんな期待を込めて、僕は商店街へと繰り出した。

猛暑。肌にチリチリと熱気が突き刺さる午後1時。さすがに暑すぎるのか、商店街を歩く人は少ない。

お店は商店街の中ほど。グレーの壁に浮き上がる立体的な白のロゴがスタイリッシュ。

商店街の中にあるのに、入り口は大通り沿いではなく、なぜか角を曲がった横道の先。……なんでだろ?

横道の扉を開けて

横道にあるガラスのドアを開けて中へ入る。

店内は、コンクリートのグレーと黒のコントラストが効いた上質な空気。カウンターは深い木目で、大人っぽい落ち着きが漂っていた。

カウンターは4席、奥には広々としたソファー席。

すでに先客の奥様が2人、ソファー席で楽しげにおしゃべりに花を咲かせていた。商店街でよく見かける顔だったので、僕も隣に腰を下ろす。

最初の注文

お店の方におすすめを聞いてみる。

コーヒーのことなんて1ミリも分からないから、「濃いめのがいいですね」なんて適当なことを言ってみた。

そんな注文にも丁寧に応えてくれて、すすめられたのはグアテマラ

もちろんそれを注文。ついでに小腹を満たそうと、コーヒーゼリーも頼んだ。

ドリップの時間

1杯ずつ、ゆっくりドリップしてくれるらしい。

しばらく待つと、店内に豊かな香りが広がっていく。運ばれてきたのは、脚のないワイングラスのような器。香りを楽しむための形だろう。

……これは、美味いに違いない。期待が高まる。

香りをかぐと、ふわりとした甘みから、香ばしさ、そして酸味へと広がる。南国の花畑にいるような、心がリラックスする香り。ずっと嗅いでいたくなる。

一口。カランカランと涼しげに氷が鳴る。雑味がない。すっきりとした苦味の向こうから、フルーティーな甘みが立ち上がる。

——これは、美味いぞ!!

隣の奥様たちも驚いたようで、「ジュースみたいよね」と話しかけてくれた。まさにそのとおり。

しかも700円。このクオリティで? 信じられないくらい安いんじゃないかと思うほどの満足感だった。

コーヒーゼリーの裏話

ゼリーももちろん自家製。しっかりとした苦味とアイスクリームの甘味が引き立てあって暑い夏にはピッタリ。

レシピの秘話も聞けた。

「ゼリーは、高い豆だと味の輪郭がぼやけるんです。インスタントコーヒーくらい、味がはっきりしてるほうが美味しくできるんですよ」

なるほど、勉強になった。インスタントでいいなら僕でも作れそうだ(笑)

店主の言葉

店主の胸元には金色のバッジが輝いていた。コーヒーのソムリエ的な資格を持っているのだとか。

お店の名前「星コーヒー」は、「希望の星」という意味合いではなく、もっとシンプルな理由。

大曽根商店街を選んだのは、目の前の通りに車が走っていないから。「ノンビリとした雰囲気が気に入ったんですよ」と。

そして入り口を裏道にしたのは、「通りの人の目を気にせず、ゆっくりしてほしいんですよ」というやさしさからだった。

商店街の“星”たち

星コーヒー店、こだわりとやさしさがぎゅっと詰まった店だとよく分かった。

この数年で「喫茶はじまり」「ブリューパブ大曽根」、そしてここ「星コーヒー店」。商店街には、希望の星が次々と輝き始めている。

閉店は夜の11時。仕事帰りに至福の一杯をいただきに、また寄らせてもらいます。

あなたも、ジュースのように爽やかなコーヒーを大曽根商店街で味わってみては? 隣に僕がいるかもよ(笑)

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2025-08-21|タグ: ,
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