
星降る夜に大曽根商店街を歩く。
ふっと視界に飛び込んでくる、真っ白に輝く「星コーヒー店」の看板。
夜の10時過ぎ――この時間に扉を開けてくれているのは、ほぼここだけ。
僕は吸い込まれるように店内へ。
今夜のおすすめは?フルーティー派、エチオピアに決定

ここは、コーヒーがまるでフルーツジュースのように甘く香り立つ、極上の一杯を飲ませてくれるお店。
今日のおすすめをたずねると、「インドネシアとエチオピアが新しく入った豆です」とのこと。
「フルーティーなのが好みかな」と伝えると、店員さんが迷いなくエチオピアをすすめてくれた。もちろん、それでいこう。

届いたカップから立ちのぼるのは、甘さとほのかな酸味が重なるゴージャスな香り。
人の気配の途絶えた深夜の商店街で、こんな美味しいコーヒーが飲める幸せ。
いいお店がオープンしてくれて、本当にうれしい。
「UBONGO 3D」というボードゲームに挑戦してみた

しかも、ここはコーヒーだけじゃない。ボードゲームがずらりとそろっていて、楽しませてくれるらしい。
「一人で楽しめる“パズル系”はあるかな?」と聞いてみると、店員さんの目がキラーン。
「もちろんありますよ」
差し出されたのは「UBONGO 3D」というパズル。ほんとは複数人で対戦するゲームらしいのだが、一人でも十分に楽しめる完成度の高い一本だという。
ルールはシンプル、制限時間はあっという間

ルールはシンプル。
サイコロを振って、カードに書かれた課題を解く。まず、同じ色と形のコマを選び出し、カードに描かれた形に合わせて“2段”に組み立てれば完成。付属の砂時計が落ち切る前に積み上げるのがルールだ。
まずはイージーモード。最初の2問はサクッとクリア。
勢いでハードモードへ――これが手強い。
「できた!」と思ったら一コマずれていたり、裏側に穴が空いていたり。あれれれれ……とやり直し。理屈では“総当たり”でいつかは解けるはず、なんだけど、現実はそんなに甘くない。
一度“いい感じ”にハマると、その形に囚われて身動きが取れなくなる。これじゃ解けないってわかっているのに、僕の硬直した頭では新しい手を考えられないんだよね。
閉店10分前のドラマ――店員さん、秒で解く
気づけば、かれこれ40分。
閉店は11時。時計は10時50分――いかん、熱中し過ぎは禁物。
店員さんは片付けモードに入りつつある。このまま迷惑をかけても申し訳ないので、思い切って答えを聞いてみたら……店員さん、一瞬で解いてしまった。
唖然、茫然。さっきの僕の形、あと“ひと押し”が足りなかったのか。
コーヒーの余韻よりパズル沼。さて、次はいつ来よう

気づけば、絶品コーヒーの余韻すら忘れてパズルに夢中。
ボードゲームって一人じゃできないと思ってたけど、パズルならソロでもどっぷり楽しめる。仕事終わりにコーヒー片手で脳トレしたくなったら、また星コーヒーに寄ろう。
――ていうか、このUBONGO 3D、買っちゃおうかな(笑)





