まるで能楽師になった僕の年末~背中の痛みとの戦い~

背中の痛み、甘く見てたよ。

朝、目覚めた瞬間、体が言った。

「動くな」

だが無視して起き上がろうとしたそのとき、背中の奥から「ズキッ」とした鈍い主張が響いてくる。

息をのむ。

次の瞬間には分かっていた。これ、簡単には治らないやつだ。

それでも人は動かねばならない。

ジワジワとうつ伏せになり、四つんばいへ。

そこから、息を詰めて上体を起こす。この一連の動作にかかった時間、約20分

でも、これで終わりじゃない。次の挑戦が待っていた。

トイレだ。

人生で最も「お相撲さん」になった日

トイレに座るだけなのに、これほど慎重になる日が来るとは思わなかった。

背筋をまっすぐ保ち、お相撲さんの四股踏みのようにゆっくりと腰を下ろす。

ほんの数センチでも急げば、背中から激痛の警報が鳴り響く。

不自由は発明の母なんだね

そして日常の中の鬼門、「床に置いた物を拾う」がやってきた。

背中を動かさずに何かを拾う?そんなの無理だと早々に悟った僕は、発明家としての才能を発揮した。

クローゼットから針金のハンガーを取り出し、細長く変形させ、フックを作成。

それで床の物を引っ掛けて持ち上げる。自作ツールの完成だ。

この瞬間、思った。

「もしかして、痛みは人間をクリエイターにする?」

このハンガーを床に落とした時は、さすがに絶望したけどね(笑)。

たおやかな能楽師

姿勢を崩さないようそろりそろりと動く自分の姿は、まるで能楽師だ。

大曽根の年末に、こんなたおやかな時間が流れるなんて予想もしていなかったね(笑)。

ところが、最も厄介な敵は、家の中に潜んでいた。

それは年末特有のお笑い特番だ。

テレビを見ながらうっかり笑うと、激痛が背中を襲う。

笑顔は一瞬で消え、気がつけば「笑ってるのか泣いてるのか分からない」奇声をあげていた

笑う門に福が来るとはいうが、この門には痛みしかやってこない(涙)。

意外な救いは仕事だった

こうして1日が進む中、意外と楽なのが仕事の時間だった。

僕の仕事はパソコンに向かうだけだから、椅子に座っていれば背中には負担がかからない

同僚には「今日は休んでもいいよ」と言われたが、むしろ会社にいるほうが楽だった。

できれば残業したいぐらい。もちろん、しないけど(笑)。

痛みが教えてくれたもの

昨日と比べれば、少しはマシになってきた。

だけど、この背中の痛みが完全に消えるには、まだまだ時間がかかりそう。

この痛みを、単なる邪魔者にしてはいけないと思ってる。

自分の選択を見直させてくれる、先生のようなものだ。

無駄にリスクを取ることの代償、そして失敗から学ぶ大切さ

何より、痛みをどう受け止めるかで自分の成長が決まるんだと教えてくれる。

傷つくことを恐れるより、傷を自分の一部として受け入れるほうが楽しいじゃないか!

2024-12-30|タグ:
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