誰だこいつは!? 卵形+十字線とズボラ魂の模写修行

2025-08-14

朝起きたら、机の上でリョータがこっちを見ていた。
──正確無比な顔つきで。まるで僕を試すように。

昨夜、グリッドを使って座標をひとつずつ割り出しながら描いた宮城リョータ。
「おお…!」と声が漏れるほど、それっぽい仕上がりになって、深夜まで興奮が冷めなかった。

ゴールは“完コピ”じゃない

でも朝の光の中で眺めると、ある疑問が浮かんだ。
この座標を覚えたところで、他の絵にも応用できるんだろうか?

僕のゴールは、この一枚を完璧にすることじゃない。

どんな人物でも、どんな角度でも描いて楽しめるようになることだ。
そのためには、人間の顔の構造と描き方を知る必要がある。

卵形+十字線という発見

そこでネットを漁って見つけたのが、卵形+十字線の補助線法。
やり方はシンプル。

楕円を描き、十字線を引き、目鼻口をそこに配置するだけ。
「これならズボラな僕にもいけそうだ」と思い、さっそく試してみた。

驚いた。

座標を計チェックする必要がないから、時間はグリッド法の3分の1。
直感的にパーツを置けて、表情まで出てくる。

グリッドで描いたときの“人工的な機械顔”とは違い、人間らしい温かさがある。

でも…誰だこいつは?

……うん。
でも、まだこいつは宮城リョータじゃない。

「誰だこいつは?」レベルだ(笑)。

何度か描くうちに、自分の癖も見えてきた。

補助線に集中しすぎて、トーテムポールのようなのっぺり顔を量産。
全体のバランスを見ながらパーツを配置する──その高等テクニックにはまだ届かない。

僕なりの“補助線道”へ

それでも、1枚描くたびにお手本と見比べ、反省し、改善する。
ネットには補助線の流派がいくつもあって、自分に合う形を探すのも面白い。

いつか机の上が、僕の描いた“本物の”リョータでいっぱいになる日まで。
今日もペンを握る。

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