
気づいてしまった。これ以上、便利なものってないんじゃないか?
風呂敷である。
何かを包むための大きな布。たった1枚の布。
こいつをバッグに1枚忍ばせておけば、いろんな場面で役立つんじゃないか――ふと、そう思い立ったのだ。
そうなると、居ても立ってもいられない。
風呂敷を探して、大曽根商店街へ
「風呂敷って、どこに売ってんだ? 100均とかに行けばありそうだよね」
でも、それじゃ面白くない。
せっかくなら、和雑貨専門店で買ってみよう。
そう思って、大曽根商店街にある「円居(まどい)」さんにお邪魔した。

お店の前には、かわいい雑貨やら、名古屋土産っぽいものやらがぎゅっと並んでいて、入り口からすでにワクワクする。
中に入ると、棚いっぱいに並んだ和雑貨の奥ゆかしい色合い。こういう店、たまらない。
風呂敷を見せてもらったところ、おっさんにはちょっと不向きな“可愛らしい系”の柄がほとんど。
その中で、展示してあったほぼ黒に見える紺地に白の桜の小紋が入ったシックな一枚を発見。
店主さんが気を利かせてくれて、その風呂敷を安く譲ってもらうことになった。
僕のわがままを聞いてくれた円居さんには、本当に感謝です。
サイズ感チェック。87センチ四方は「中の大」

家に帰って、さっそくサイズを測ってみる。結果は87センチ四方の大きさ。上の写真、中のチラシはA4サイズ。
ネットで風呂敷のサイズを調べてみると、「中の大」といったところらしい。
つまり、大きすぎずちょうどいいサイズというわけだ。
スーパーの買い物にも、日常づかいにも、ギリギリ万能なライン。
いざ実戦投入!スーパーでマイバッグ化してみた

この風呂敷を何に使うかというと――マイバッグにするんだ。
さっそく近所のスーパーに行って、その実力を試してみることにした。
レジを抜けてサッカー台に向かい、買い物カゴをもう一つ用意して、
そのカゴの中に風呂敷をふわっと広げて敷く。黒っぽい紺地に白い小花模様が、プラスチックのグレーのカゴにやたら映える。

その上に、買った物をポイポイと放り込んでいく。
肉、野菜、インスタントラーメン、缶ビール。何を放り込んでも、全部まとめて受け止めてくれる頼もしさ。
最後に四隅をいい感じにキュッと縛れば、即席エコバッグの完成!!
正しい縛り方は、ネットを探してほしい。
僕のいい加減な説明では、とても伝えきれないからね(笑)

風呂敷バッグのいいところ
うまく縛れば中の物が飛び出ないし、持ち手も布だからやわらかい。
レジ袋みたいに指に食い込まなくて、本当にラク。
そして、何よりオシャレじゃない?
風呂敷の包みをぶら下げて歩いていると、「え、なにそれ可愛い」って言われそうな雰囲気がある。

ちょっとしたことを工夫するのって、すごく面白いし、こういう瞬間にこそ「生きてる」って感じがするんだ。
毎回、縛るのはめんどくさいと思うかもしれない。たしかに、レジ袋みたいにガサッと持つだけよりは、ひと手間かかる。
でも、そう思うなら、縛ったままカバンに放り込んでおいたって構わない。
だって、風呂敷じゃん?
こういう日常に使うものって、ちょっとラフに使ってこそだよね。
スーパーのカゴから、きゅっと結んだ風呂敷をそのままヒョイっと持ち上げると、まるでおにぎりみたいな、コロッとした荷物になる。
この“包み感”もたまらない。
雨の日も冬の日も。風呂敷はオールラウンダー
真冬になれば、ストールとして首元にくるっと巻いておけば、ちょっとしたオシャレと防寒にもなる。
雨の日には、頭の上でサッと広げて、数分だけでも即席の傘がわりにできる。コンビニまでダッシュするくらいなら、これで十分耐えられそうだ。
さらに、メガネ拭きとしても使えるなんて、もはや至れり尽くせり。
(さすがに一日中床に落として歩いたやつで拭くのはやめたほうがいいけど)
考えれば考えるほど、もっともっとアイデアは出てくる。
例えば、手ぬぐいと組み合わせてショルダーバッグにしてもいいし、うまく結べばリュックとして使えるようなことも、ネットで見つけた。
1枚の布は「無限の道具」だ

風呂敷の可能性は、もしかしたら無限大かもしれない。
いったん布を縫ってバッグにしてしまったら、「物を入れる」以外には、ほとんど使い道がない。
でも、1枚の布のままなら、アイデアしだいで何にでも使える。
こういう幅広い可能性を秘めた物が、僕は大好きなんだよね。例えば手ぬぐいとかも大好きだし。
昔の人は、たった1枚の布を柔軟な発想で、本当に何にでも活用してきたんだろうなぁと想像すると、ちょっとワクワクしてくる。
何かカバンみたいな入れ物が欲しくなったら、まずは風呂敷を思い出してみよう。
そしたら、自分なりのいいアイデアがふっと浮かんでくるかもしれない。
しかも風呂敷は、ただの布だからとってもお安い。気楽にガシガシ使い倒せるのも、最高にありがたいポイントだ。





