
「えっ、簡単すぎる…?いや、これは逆に怖いぞ…」
明治村謎解き2025、レベル2。頭のどこかで警報が鳴ってた。
これは罠か?油断させてからのドン底パターンか?
いや、でもワクワクする。
この“緊張と期待”の狭間にこそ、明治村の謎解きの醍醐味があるんだ。
「レベル2」は出題者との真剣勝負

例年の傾向で言えば、レベル2から本気モード。
トリックにひとひねり加えられ、思考の罠に誘導される。
しかも最後には、「そんな手があったか…!」と、脱帽させられるどんでん返しが定番。
僕は、その“アハ体験”のために、毎年この地に帰ってきてる。
いわば、明治村という名の知のバトルフィールド。
探偵スイッチ、今年もON。
空は真っ白、でも僕の中は熱い。

黄砂、花粉、乾燥、春の三重苦。
空はスモークグレー。鼻はすでに、フルスロットル。
マスクに目薬、鼻炎薬という三種の神器を装備して、いざ出陣!
…って、え、簡単すぎない?(笑)

レベル2のキットを手に取り、最初の謎を開く。
「……え?いや、これ、ほとんど答え書いてない?」
次の目的地、余裕。さらに次もスルスル解けていく。
いや、これは…
謎解きじゃなくて明治村ガイドブック説。
もはや散策に来ただけじゃないかってくらい、サクサク進む。
15年目のベテラン探偵、無双モード突入。

自分で言うのもなんだけど、15年明治村の謎を追い続けてきた経験が、ここにきて覚醒したのかもしれない。
すべての導線が見える。選択肢が読める。出題者の思考すら予想できる。
「これはやばい。手応えなさすぎる…(笑)」
心の中で余裕の笑みを浮かべながら、どこかで「このまま終わるはずがない」と疑っていた。
そして、来た。最後に“ネコの箱”。

ラストの謎だけは、ちょっと、うならされた。
ネタバレ防止のために、あえて意味不明な例えで言うけど──
「ネコのためにAmazonで買ったおもちゃはガン無視。けど、入ってた段ボール箱には全力で飛びつく」
つまり、「そっちかーっ!!」みたいな。
脳の奥で、軽く火花が散った感じ。
“アハっ!”という快感が、音もなく広がった。
レベル2、所要時間ちょうど1時間。

気づけばあっという間。1時間でクリア。このスピードは、自分史上最速かもしれない。
ちなみに、レベル1は2時間半かかった。
むしろレベル1の方がはるかに強敵だった気がする。
こういうことがあるのも、明治村の謎解きの面白いところ。
出題者と自分の思考回路が“シンクロ”したとき、謎は水を吸うスポンジみたいに、するする解けていく。
…まぁ、そんなことは滅多にないけど(笑)
たいていは、七転八倒。
明治村の隅から隅まで歩き回り、何もない所を延々と捜索し、ケーキとコーヒーに頼るも何もアイデアが出ず、ぼんやりと入鹿池を眺め現実逃避し、そして後日のリベンジを誓い逃げ帰ることになる。
ご褒美の珈琲タイムへ。

謎解きの後は、新しくオープンした「メイジ珈琲時館」へ。
かつて、売れてるところを一度も見たことのないガラス土産屋があった場所。

それが今や、レンガ造りの外観はそのままに、アンティーク調のソファとステンドグラスの光が差し込む、落ち着いた空間に生まれ変わっていた。
琥珀色のカップが、午後の光を受けてほんのり輝く。

その中に注がれたコーヒーは、ほろ苦くて、透明感のあるやさしい味。
鼻の奥では花粉が暴れてたけど、心は静かに満たされていた。
花粉でボロボロ…今日はここまで。

レベル3? 今日はやめておこう。
鼻水がツーッと垂れてくるこの状態でやったら、推理どころじゃない。
なんだか体力の消耗も激しかった。
ランニングしてる方が楽なんじゃないかってくらいにね。
次は、もう少し空気がキレイな日に来よう。
そのときはまた、知恵と直感と運の全てを駆使して挑もうじゃないか。
やっぱり、明治村っていいな。

謎解きも景色もコーヒーも、ぜんぶがちょうどよくて、明治村はなんだか心が整う場所。
次はレベル3で、また「うわっ、そっちかー!」って叫ばされる日を楽しみにしてる。
鼻水が止まったら、また行きます(笑)










