大曽根の交差点から犬山まで、ただひたすら一本道を走る20キロの旅。
この道のりを走り抜くことは、僕にとって長年の小さな夢だった。大曽根というか名古屋のランナーなら、誰しも挑戦する定番のコースだからね。
だけどね、十数年も小さな夢を温め続けたままだと、夢というより願望を語ってる感が半端ない。
だからこそ、さっさと叶えておきたかったんだ。ドキドキと期待を胸に、いざスタート!…とはいえ、正直に言えばこの道、車で何度も通ってる。劇的なサプライズなんてないんだよね。

電車で30分、走れば3時間
このルートは、途中から名鉄小牧線の上飯田駅から犬山駅までの線路沿いをたどるんだ。
電車ならたった30分で着くけど、走れば3時間かかる…つまり、効率はゼロ。100%自己満足の世界だ。
でもそれが面白い!走り切ったら「名鉄小牧線走破」の称号を自称するつもりだね(他の誰も気にしなくても、自分的には勲章だぜ)。
ミッションは簡単。「大曽根から犬山の城下町まで走って、ご当地ビールを飲む!」ここ2週間ほどで、ハーフマラソンにも挑戦し、15キロ走もこなして、ちょいと長い距離に自信がついてきた。
でも、中10日のブランクが不安要素だな。頼む、脚よ、走る楽しみを覚えていてくれ…。
走り出してみると、車で見る景色とはまるで違って見えるのが不思議だね。橋を渡るたびに広がる川の流れや、どこまでも続く青空。見慣れたはずの住宅地も、何だか新しい表情を見せてくれる。

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いきなり犬山城が見えた!?
8キロ地点で、目の前に城が見えた。
「あれが犬山城か!?」とテンションMAXに。こんな近くにゴールが見えるなんて、意外とチョロい挑戦なんじゃないかと思ったんだ。でも、その浅はかな考えは、すぐに打ち砕かれるんだけどね(笑)。

んなこたない。あれは小牧山城だ
10キロを越えて、中間地点となる小牧へ。
小牧駅を走ってると、真横にお城が見えた。
そう、さっき見えたお城はこれだったんだ!このお城は信長が築城し、秀吉と家康が激闘を繰り広げた小牧長久手の戦いの舞台となった「小牧山城」。
はるか彼方にあるはずの犬山城が、そんな近くに見えるわけないよね。
先はまだまだ長いと思い知らされつつ、小牧山城への分かりやすいルートを見つけた喜びを感じつつ、また走り出したんだ。やっぱり走ってる時に見える景色って、車に乗ってる時とは全然違うんだよね。
この道を走ってよかったと思えた瞬間だよ。

15キロで不安的中
見える景色全てが新鮮に感じられるランナーの特権を味わいながら、走り続けた。
住宅街を抜け、周りに山が見えてきた。犬山は近い。15キロ、ついに脚が重くなってきた。
さすがに10日間のブランクが響いてる。だけど、ゴールはもうすぐ。ここは無理をせずにコンビニ休憩だね。ジュースで補給しながら、歩きを交える。
体力のあるうちに、あえてゆっくりペースで進むのがド底辺ランナーの知恵なんだよ。よく言うよね「ゆっくり進む者が遠くまで行く」って。
この道を走る人に、一つだけアドバイスを。
犬山に近づくと途端にコンビニがなくなるんだ。小牧を走ってる時にコンビニを見つけたら、早め早めの補給をしておこう。終盤に無駄な我慢をしなくて済むよ。

23キロを3時間25分
ついに犬山が見えてきた。
ゴールの興奮を盛り上げるために、音楽をオン。嵐の「Happiness」をセレクト。「走り出せ!走り出せ!明日を迎えに行こう!」と歌いながら駆け抜けた。
僕を見かけた犬山駅近くの人たちへ──歌いながら陽気に走ってたランナー、それ僕です(笑)。
こうして、大曽根から犬山城下町までの23キロを3時間25分で走破。
長年の小さな夢をかなえたぜ!達成感というより、ふっと肩の荷が下りた感じだよ。これで次の挑戦へ向かえる気がするんだ。

城下町でゴール!犬山美偉瀏で乾杯!
そしてお待ちかねゴールのご褒美、ご当地ビールの「犬山美偉瀏(びーる)」で乾杯!!
犬山の歴史と伝統を感じさせる深みのある味わいだね(浅い感想で申し訳ない笑)。
犬山城を背景に飲むビールは、格別の一杯。あの織田信長も「ランニングの後のビールは天下一品だ!」と言ってたかもね?

パフェもいただきました
さらに、座って休みたくなったので、焼き芋パフェをいただくことに。
優しい甘さが疲れた体に染み渡って、もう最高!ランナー至福の時を満喫させていただきました。「名鉄小牧線走破」の称号もゲットしたし、心には満足感があふれてたね。
唯一の反省点?やっぱり中10日は空けすぎだった。中5日以上空けると、脚は走る楽しさを忘れていくようだね。
さぁ明日からまた、この経験を胸に、新たな道を進むんだ!






