
壮観の己書ワールドだった。
地下鉄・久屋大通駅を出たところにある、ずら〜っと80メートルほど続く壁。
無料のギャラリーになっているこの長い壁で、己書の展示会が始まっていた。
ずらり、圧の並び

師範と受講生の作品がズラズラズラっと並んでいる。
クリスマスをテーマに1000枚ほどの受講生の作品が並び、真ん中には師範の芸術が飾られていた。
スノーマンやキャンドルの作品、可愛いのに筆の勢いがある。遠目で見ても近くで見ても楽しいやつ。
お手本を浴びる幸せ

いつも上手く描けずに終わっている己書の見本を、これでもかって師範の作品で見せてくれるんだ。時間を忘れて見入ってしまったね。
特に僕の先生の作品はしっかりチェックしておいた。
先生はとてもカラフルな作品を描く方。
名古屋グルメをテーマに師範の方が描いた中で、先生は「小倉トースト」を選んでいた。小倉トーストはやっぱり、喫茶はじまりの影響なのかな(笑)
伝え方の工夫が飛び抜けていた

他の師範の方は、説明の部分を普通に文章で書いていた。
ところが先生は、吹き出しや小さなシールを使って、魅せる工夫をしてたんだ。
さすがだと思ったね。
読みたくさせる工夫。こういう手間とアイデアって、どんなところでも必要だなって痛感させられた。
からの、激渋モード

と思ってたら、色紙の作品では打って変わって真逆だった。
抑えた激渋のモノトーン。
「えっ?この振り幅、どういうこと?」
先生の表現の幅広さに驚くばかりだった。やっぱ、先生すごいよ!
月明かりと影に撃たれる

僕が以前に描いた色紙も、師範の方が描いているものがあった。
これまた全然違うんだ。僕はただお手本のとおり描いただけだった。
ところが、師範の方は影が圧倒的だった。
月明かりの影とお地蔵様の影を描き分けていた。さらにお地蔵様の頭が月明かりに照らされていて輝いていたりね。
目の前に本当にお地蔵様がいるような世界を、あの小さな色紙の中に再現してたんだ。
雑な仕上がりで「これで良し」と思った自分が恥ずかしくなったね。もっともっと観察眼を磨いて、小さな画面の中に世界を見せられるようにしたいって思ったんだ。
自分の作品コーナーへ


さて、自分の作品が展示されているエリアに来た。
いつも一緒に己書の幸座(講座)を受けている方の作品をじっくりと見させてもらった。
みんなやわらかくて丁寧なんだよね。
僕のはゴリゴリとして荒々しさだけが目立っていた。
メリハリはあっていいけど、細部はもっと丁寧に仕上げていこうって反省点が見えてきた。
見れば見るほど“違い”が面白い

たくさんの己書を見て感じたのは、奥の深さ。
同じお題でも人それぞれで、それが面白さというか見どころになってるんだよね。
見れば見るほど違いが面白くなるってね。下手なものって一つもないんだ。
展示会で飾ってもらうと、見に行きたくなるし、もっと頑張ろうってモチベーションになる。こんな機会を作ってくれた己書の方に感謝だね。
ありがとう!また時間あったら、栄行くついでに見に行こっと!
(余談:配られていたチラシには“世界35カ国・日本47エリア”とかスケールがデカい。ど真ん中で世界へ、って感じでワクワクした)





