ふでDEまんねん55度で違和感があった僕が、40度で描くのが楽しくなった話

2025-08-05

万年筆の世界に片足どころか、腰までズブズブ浸かってしまってる自覚はある。

しかも今や、「ふでDEまんねん」で夜な夜な落書きをしてるのが一番のリラックスタイム。
細い線も、ベタ塗りも、すべてこの一本。
まるでペン先の波に乗ってサーフィンしてるような日々

ただ、使っているうちに、ひとつ気づいてしまったんだよね。

55度モデル、描くには…ちょっとツラい?

僕が使っていたのは、ペン先が55度に曲がっているモデル
紙にペンを当てる角度によって、線の太さがグワッと変わるという、あの“魔法のような機能”に魅了されたんだ。

でも、いざ絵を描こうとすると…

ペンを垂直に立てる必要がある → 手首に不自然な力が入る
ちょっとでも余分に傾けると、ドバッ!と太線になる → 線のコントロールが激ムズ

いつしか、「これは…手が悪いのか?」って疑い始めるようになっていた。
まるで、ナイフの刃の上を歩くような筆圧コントロール。集中するのは絵じゃなくて、手首の角度ばっかり。

これじゃ本末転倒だ。

次なる一手──40度モデル、いってみようか

そんなある日、Amazonのボタンに指が吸い込まれた。

「ふでDEまんねん40度」モデル。1300円。
…いや、ふでDEまんねんって安すぎない? 万年筆って高級文具のカテゴリーに入ってるの、忘れてるよね?(笑)

翌日にはポストに届いていた。
いつもの通り、プラスチックの袋で包まれただけの簡素なパッケージ。無骨で、実直で、すごくいい。

55度モデルとの違いは、パッと見ただ一つ。
軸の色が若竹(緑)から紺色に変わったこと。
──だけ。

でも、中身は、ぜんっぜん違った。

これは…描ける。自然に描ける

インクをセットし、そっとペンを紙の上に落とす。

まず感じたのは、自由度だ。
少しぐらい寝かせても、ドバッと太くなったりしない。
一定の太さを保ったまま、スルスルと線が引ける。

この安定感。

まるで、無理やりねじってた手首が、「ありがとう」って言ってるような感覚。

しかも、絵に使いやすいコピックのマルチライナー0.5ミリほどの線が出る
僕にとっては、これがベスト。ミリペンのような感覚で、でも万年筆の滑らかさ。

描くことに集中できる。これ、ほんとに大事

55度では「描く」前に、ペン先を垂直に「構える」が必要だった。
今はもう、手がそのまま気持ちに連動して線を描いてる感じがある。

そして、気づいたら…
描く量が増えてる。
気持ちも軽くなってる。

「これ、楽しいな」
小さな声で、自然とつぶやいてた。

お気に入りの一本を見つけるって、こういうことなんだ

最初は「みんながオススメしてたから」買ったふでDEまんねん。
でも、実際に使ってみたら、ちょっと違和感が見つかった。
だから、少し変えてみた。

ほんの15度、角度を変えただけで──

「自分にフィットする一本」に出会えた。

このゾクッとくる感じ、たまんない。
気づいたら、誰かに「これ、いいよ」って教えたくなる。

そして僕は、また探しはじめる

もちろん、万年筆だからこその手間もある。
インクの管理、ペン先のケア、ちょっとした詰まり…

「もう無理」ってなったら、マルチライナーに戻ればいいだけの話。

でも今は、この40度と一緒に描き倒してやろうと思ってる。

その先で、また新しい一本に出会うのかもしれないし──
それはそれで、楽しみがひとつ増えたってことかもね。

◆今度はインク沼が待っていたもう黒でいいんじゃない?──万年筆インク「極黒」に魂を奪われた夜

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