This is 名古屋!おだんご片手に歩いた、徳川園・黒門てづくり市の週末日記。

朝、陽射しがまぶしくて目を細めた。空気がほんのり甘い。
今日は「特別な土曜日」になる予感がしていた。

初夏の陽気が心をスッと軽くしてくれる、そんな朝。僕は徳川園へ向かっていた。
そう、今日は「黒門てづくり市」の日。

黒門をくぐれば、てづくりパラダイス

徳川園の黒門を抜けた先に、ずらりと並ぶ31の手作りのお店たち。
青い空に色とりどりのテントが映える、まさに「歩くだけでテンション上がる」景色。

「てづくり市」と言うだけあって、アクセサリーのお店が中心。
ピアスにブローチ、有松絞りの傘やバッグ、パンで作ったアクセサリー(!?)まで。
思わず立ち止まってしまう、クセ強めでかわいいラインナップに目が泳ぐ。

変わりダネとして、味わい深いおじいちゃんがやってる盆栽屋さんも。
ちっちゃな鉢にちんまりとおさまったミニ盆栽が並んでて、もう、かわいすぎて反則級。
今、こうしてPCに向かって記事を書きながら思う。

「買っときゃよかった……(泣)」

こういう時に限って、なぜか財布のヒモが固くなる謎の現象。
お散歩あるあるだよね?

海外からも注目されてる?!

到着は午前10時。すでにたくさんの人でにぎわっていた。
観光バスからも続々と人が降りてきて、まるで小さなフェス。

耳に入ってくるのは、英語、中国語、たまにフランス語?
え、なに?大曽根、世界にバレ始めてる!?
思わずひとりでニヤつきながら、「ようこそ、我が庭へ」みたいな気持ちに(笑)

見つけた、カラフルすぎるおだんご

ひと通りお店を見て、お腹が減ってきた。
ふらふら歩いていると、色とりどりのスイーツが並ぶブースが視界に飛び込んできた。
その名も「湊珈琲」

パッと見て、おだんごとは思えないカラフルな見た目に目が釘付け。
話を聞くと、岐阜の鏡島駅近くにお店があるそう。

「おすすめありますか?」って聞いたら、笑顔で返ってきたのは
「レアチーズですね。和か洋かわからないんですよ(笑)」という答え。

なるほど、そう来るか。

ついでに「徳川園っぽいのは?」と聞いたら、
「塩あんバターですかね〜。名古屋っぽいですよ」って。

お店の方が教えてくれた裏話がまた最高。

「東京駅でこれ売ったとき、最初は“ふーん…”って顔されるんですけど、
『名古屋では人気なんですよ』って言うと、『あぁなるほど』って納得してくれるんですよね」って。

なんか、めっちゃ分かるその感じ。
名古屋にいると気づかないけど、小倉って名物なんだなって、しみじみ実感。

実食!おだんご2本、しっかり堪能

まずは「レアチーズ」。
真っ白なおだんごの上に、甘酸っぱいチーズクリームとブルーベリーソースがたっぷり。
ふんわり、しっとり。ほのかに酸味があって、めちゃくちゃ爽やか。
お店の人が言ってた通り、「和でも洋でもない」。
チーズケーキのような、だけどちゃんと団子としての満足感もある、不思議な美味しさ。

次に「塩あんバター」。
こちらは草もちベース。ずっしりとした弾力。
その上に、こっくりとしたあんこと、スパッと切られたバターの帯。
塩味がきいたあんこの甘みを、草もちの軽い苦味が引き締めて、そこにバターのコクがドンッと乗ってくる。

うん、これは完全に「名古屋の味覚の構成力」の勝利
いろんな味が押し寄せてきて、でもまとまってる。
「ふーん」って顔の東京の人、これ食べてみ?
This is 名古屋!ようこそ、1本のおだんごで巡る名古屋ワールドへ!

「生コーヒー」って何だ!?

さて、おだんごで満足したところで、ちょっと口をさっぱりさせたい。
目に入ったのは、すぐ近くの「生コーヒー」という看板。

……なにそれ、生ビールみたいなノリ?
興味津々でのぞいてみると、なんと「焙煎してない豆」と「焙煎した豆」を半々で使うんだとか。
「苦味が少なくて、甘みがありますよ」とのこと。

へぇ〜〜!とか言いながら、説明聞いてもやっぱりよく分からない(笑)
でもまあ、こういうのは飲むしかない!

一口で、記憶がポップコーンに飛んだ

手渡されたのは、アイスの生コーヒー。
一口飲んで、思わず「んんっ!?」とうなる。

軽やかで香ばしさが弱い…けど、何かが口に残る。
豆?植物?なんだろうこの感覚…と自分の味覚データベースを総ざらいして、やっと出た答え。

「ポップコーン」じゃん!!

そう、あの香ばしさと植物のタネを食べているバランスがどこか似ている。
めっちゃ不思議。だけどクセになる味。
カフェインも控えめで、体にやさしいってのもうれしいね。

ベンチで感じた、まるごとの「幸せ」

ベンチでコーヒーをすすりながら、ふと周囲を見渡す。

名前はわからないけど、ピンクと白の花が風にゆれている。
その花から、ほのかに蜜の甘い香りがただよってきた。
空を舞う小鳥たちのピーチクパーチクがBGMになっていて、
目の前には、今から結婚式に向かうカップルが歩いてる。

子どもたちは水辺ではしゃぎ、
年配のご夫婦は手をつないで静かに笑ってる。

あぁ、なんて平和で、なんて豊かな風景なんだろう。

そして、あなたへ。

こんな風に、なにも特別なことが起きない休日こそ、
心がほぐれて、「よし、また頑張ってみるか」って思える。

徳川園のてづくり市。
団子とコーヒーと、ちょっとの好奇心があれば、
あなたの週末も、きっと忘れられない一日になると思うよ。

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