使い切ったスケッチブックが教えてくれた、小さな進歩のよろこび

2025-07-30 /

やった〜!最後まで使い切った!

思わず声が出た。

飽きっぽさなら世界選抜級、3ページ描いたら次のノートを買いに走る僕が、スケッチブックを最後の1枚まで使い切っていたんだ。

いやほんと、自分で自分を褒めたい。よくやった、俺。

■ 己書から始まった、線の冒険

このスケッチブックを使い始めたのは、7月5日。

きっかけは、己書の練習だった。ハガキサイズではコスパが悪いので、手頃なサイズ感のこいつを練習用に選んだ。

でも、いざ描きはじめると、なんだか気持ちがムズムズしはじめた。

「もっと自由に、線を描いてみたい」って。

昔から憧れてた、フェリックス・シャインバーガー。

あの人みたいに、感情がにじむような線が引けたら…っていう思いが、

気づかないうちに湧き上がってきたんだ。

■ 描くことは下手でも、楽しかった

でも、現実はそう甘くない。

描いても描いても、出てくるのは「なにこれ?」っていう汚い絵ばかり。

でもそれでも、なんだか面白かった。

筆ペン、鉛筆、万年筆…いろんな道具を使って、書き殴った。

己書の練習と並行して、キスリー先生の『30日で絵がうまくなる』って本を参考にして、毎晩ちょっとずつ、描き続けてみた。

線はヨレヨレ、形はガタガタ。

でも、そのスケッチブックの中には、「やってみたい」という気持ちがいっぱい詰まってた。

■ 見返すと、ちゃんと進歩してた

見返してみると、これがまた楽しいんだ。

たった3週間くらいのことなんだけど、最初は迷子みたいな線しか描けなかったのに、後半にはちょっとずつ、線がスッと伸びてる気がする。

ああ、自分って少しは進んでたんだなって、うれしくなる。

■ ひとつだけ反省点

ひとつ反省点を挙げるなら、日付を書いてなかったこと。

「これ描いたの、いつだっけ?」って思っても、はっきりしない。

たぶん全部7月中のことだと思う。

でも、やっぱりちゃんと記録しておいたほうが、あとから振り返るときに楽しさが倍増するんだと気づいた。

続けることって、ただやるだけじゃなくて、振り返れるようにしておくと、もっと深く残るんだね。

■ ビールラベルが表紙を飾る

それからもう一つ、楽しかったのが“表紙カスタム”。

ブリューパブ大曽根で買ったクラフトビール。

飲み終わったビンを一晩水につけてゆっくりラベルをはがすと、ステッカーみたいになる。

それをスケッチブックの表紙にペタッと貼って、飲んだビールの記憶も一緒に閉じ込めた。

描く楽しさと、飲んだ美味しさ。

どっちもちゃんと詰まってるこのスケッチブック、なんというか…ちょっとした宝物だよね。

■ 描くことの原点、ここに眠る

たぶん、これは僕にとって「描くことの原点」になる一冊だと思う。

スケッチブックって、ただ紙がとじてあるだけの道具にすぎない。

でも使い切ると、そこには感情と記憶が詰まっている。

名前でもつけて、本棚の片隅にそっと差し込んでおこう。

じっくりと熟成される赤ワインみたいに。

いつかまた開いたとき、「ああ、ここから始まったんだな」って思えるように。

KOKIX画伯のルーツ、ここに眠る。…かもね(笑)

■ 小さな記録が、あなたを育てる

もしあなたも、なにか新しいことを始めたいと思ってるなら、かっこよく始める必要なんてないよ。

落書きでも、失敗でも、意味がなくてもいい。

記録していけば、ふとしたときに、

「自分って、ちょっとだけ進んでたんだな」って思える日がきっとくる。

そんな日が、ちょっとだけうれしいんだ。

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