
予定のない土日のお昼、どこに行こうか?
ちょっとだけお酒も飲みたい。
そんな時、大曽根商店街という選択肢があるのを知ってほしい。
昼飲みしたいなら、まずここへ

僕がまず向かうのが、ブリューパブおおぞね。
土日祝日は13時オープン。僕は土日に休みだと、ランニングを終えてそのままここになだれこむ。
ひとりでフラッと来ても楽しめるのがいい。
オープンキッチンをL字型に囲むカウンター。その後ろにもカウンター席が並ぶ。
むしろ、ひとりでふらっと来るための店なんじゃないかと思うくらい。
白を基調とした明るい店内なので、昼から飲んでいても妙な後ろめたさがない。肩の力を抜いてビールを楽しめる。
店の奥に目をやると、銀色のタンクがずらりと並んでいる。
ここでビールが作られているんだ。
明るい木のカウンター。キッチンに並ぶビールタップ。
この景色を見るたびに、「ここは本当にブルワリーなんだ」とちょっとテンションが上がる。
大曽根で飲む、できたてクラフトビール

自分が住んでいる街でビールが作られていて、それを生で飲める。
冷静に考えると、かなり贅沢だよね。
メニューには、ここで生まれたビールがずらりと並ぶ。はっきり言って、外れを引いた記憶がない。
さて、最初の1杯に選んだのは「THE POPEYE EFFECT」。
名作「POP EYES」をさらに飲みやすく、爽やかにしたようなビール。
遠くにマンゴーを感じる。
口に含むと、どこか遠くで波音が聞こえるようなトロピカルさがある。この夏、かなり人気が出そうな予感。

次に頼んだのは、静岡の反射炉ビヤの「氏康」。
戦国武将・北条氏康をイメージしたビールらしい。
力強い。
武将感がある。
こういうゲストビールが飲めるのも、この店の面白さだ。
全国のブルワリーからビールが集まってくる。
なら逆に、どこかのパブでブリューパブおおぞねのビールに出会う日もあるのかもしれない。
そんなことまで考えてしまう。
ビールだけじゃない。フードも強い

そして忘れてはいけないのがフード。
実は、ここのパスタがかなり強い。
この日の日替わりは「白身魚と茗荷のペペロンチーノ」。
白を基調とした見た目にも上品な一皿。
ふんわり香る茗荷。

一口食べる。
リングイネのもっちりした歯応え。唐辛子の刺激がビールを呼ぶ。
続いてニンニクのパンチ。そこへ茗荷の品の良さが重なる。さらに大根の甘み。
料理のセンスを感じるんだよね。
季節を感じるパスタがあるから、何度来ても飽きないんだと思う。
初めてなら、この3杯で楽しみたい

率直に言おう。
ここは安い酒を求めて来る店ではない。クラフトビールをひとつの体験として楽しむ場所だ。
香り、苦味、甘味、色、名前、ラベル。
一杯ごとに違う世界がある。
だから、初めてなら僕はこう飲む。
最初はヘイジーIPA。POP EYESか天晴!から入る。
香りが華やかで、クラフトビールらしい楽しさが一発でわかるから。苦味だけで押してこないので、昼の1杯目にもいい。

2杯目は、見たことのないゲストビール。
ここで少し冒険する。
全国のブルワリーから来たビールに出会えるのが、この店の面白さだから。
そして締めに、KENZO IPAかオレのネコ。
最後はブリューパブおおぞねらしい味に戻ってくる。
旅に出て、ちゃんと大曽根に帰ってくる感じ。
これで大満足。
……のはずなのに、だいたいもう一杯いってしまう。
いや、これ以上は言うまい(笑)
実は大曽根は、昼飲みできる街だ

実は大曽根って、昼飲みの受け皿がけっこうある。
駅近くには老舗角打ちの、みのや北村酒店や佐野屋、チェーン店の居酒屋がある。商店街まで歩けばブリューパブおおぞね。向かいには、喫茶はじまりもある。
大曽根って、実は昼飲みできる街なんだ。
昼から飲むなんて、胸を張って言うことじゃないかもしれない。
でも、1週間働いて走った。最後に乾杯する。そのくらい、誰が責められようか。
……なんて、必死に昼飲みしている自分を肯定しているだけかもしれないけど(笑)
土日の昼に、ちょっと飲みたくなったら、大曽根商店街を思い出してくれたらうれしい。
◆日本酒で乾杯するならこんなお店:二十数年ビビっていた大曽根駅前「みのや北村」の角打ちは、酒好きのパラダイスだった




