フェリックス・シャインバーガーを夢見て、己書で走り出す

2025-07-06 /

質より量。習うより慣れろ。

これ、僕がずっと大事にしてる考え方。

とにかく、やる。とにかく、描く。とにかく、楽しむ。

己書との出会い

己書。

自由に、のびのびと、自分らしい線を生み出す新しい芸術。

パッと見は誰でもできそうに見える。だけど、実際に筆を握った瞬間、頭の中の「自分」が全部さらけ出されるようで、妙にドキドキする。

筆ペンと水彩セット、そしてスケッチブック

1ヶ月前、勢いで始めた。

筆ペンを手にして、わざわざ世界堂まで行って水彩セットを抱えて帰るとき、ちょっとした宝物を抱えた子どもみたいに胸が熱くなった。

会社から廃棄するコピー紙をもらってきて、練習を始めた。

いざ描くと、コピー紙は水を吸わずに絵の具があっちこっちへ逃げ回る。

白い紙の上で、色が踊って暴れて、まるでお祭り騒ぎ。

まったくコントロール不能。そこで、ちょっと考えた。

己書の基本はハガキサイズ。

でも、練習するには小さすぎる。

一枚一枚、書いては捨てるのがもったいないなと思った。

そこで、ひらめいた。

スケッチブックだ。

1ページがだいたいハガキ4枚分のサイズを選んだ。

縦横に線を引いて分けて使えば4枚を比較もできるし、あえて大きく使えば筆の動きが思いっきり感じられる。

描く楽しさと、心が動く瞬間

スケッチブックをめくる音。

絵の具の匂い。

毎日1ページずつ描く計画を立てた。

今はまだ3ページ目。

こないだ全然ダメだった三毛猫を描いたけど、あいかわらず泥水をぬぐった雑巾みたい。

このできなさ加減がまた楽しい。だって、いつかこれを簡単に描く日が来るんだぜ

何を描くかは、その日の気分。

失敗だらけだけど、筆を置くと体がポカポカしてくる。

未来に光が射すような、すごく小さいけど確かな高揚感が広がる。

フェリックス・シャインバーガーという憧れ

なぜ、僕がここまで夢中になったのか。

それには、憧れの画家がいる。

フェリックス・シャインバーガー(Felix Scheinberger)。

ドイツのアーバンスケッチの巨人。

パッと見はラフなのに、街の息づかいまで感じる線。

雑なようでいて、温かく、人を笑顔にさせる絵。

何冊も画集を買いあさって、ページをめくるたびに心が震えた。

僕も、あんな絵が描きたいと思った。

ラフに見えるのは、あえて歪ませてるんだ。はかなさや切なさ、諸行無常を表す超絶テクニック。

見る人の心をガシッととつかんで離さない。

でも実際やってみたら、僕のはただの落書き。 フェリックスの世界は、はるか遠い場所に霞んで見えた。

己書を通して目指す場所

そんなとき、己書に出会った。

「自分らしさ」を追求するそのスタイルに、フェリックスと同じ魂の匂いを感じた。

僕の入り口は己書。

でも、その先に見ているのはフェリックスの世界。

ゴールは決めた。

あとは、走り出すだけ。

己書を徹底的にやり込む。

そして、その上でアーバンスケッチに挑む。

僕の未来と、あなたへの呼びかけ

このスケッチブックが全部埋まったとき、どんな線がそこに踊っているんだろう。

フェリックスの世界に少しでも近づけるのか、それとも全然違う景色が待っているのか。

それは、今はわからない。

でも、一つだけ言えることがある。

これを読んでいるあなたにも、きっと「何か」を描きたい衝動が眠ってるはずだ。

小さな線でも、ヘタクソでも、気持ちよければそれでいい。

僕は、毎日1ページ。

自分の「好き」を重ねる旅。

失敗も笑いもすべて含めて、ただただ楽しい未来が待っている気がして仕方がない。

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