本当は内緒にしたいんだけどね(笑)大曽根の裏道で見つけた隠れ家。「カフェ イワセ」のやさしいランチ

2025-06-28

ただのランチに出かけたはずだった。
それなのに――

隠れ家のような素敵なカフェに出会ってしまった。

裏道は、冒険の入口だった

その日、大曽根の駅前はいつもと変わらず静かだった。
そして僕は、なんとなく裏道に吸い込まれていった。

まるでそこに“何か”があることを、体のどこかが知っていたように。

赤萩線沿いの「浪ちゃん」の角を曲がる。

細い道。無機質なビル。
でもその奥に、若々しい緑をまとった小さなカフェがぽつんとあらわれた。

「おうちごはん cafe iwase」

名前だけで、なんかあったかい。
「入ってごらん」と言われた気がして、ドアを開けた。

「いらっしゃいませ」の声がやさしかった

お店のTシャツ姿のおじさんが、僕を見て微笑んだ。
その笑顔が、びっくりするほど自然だった。

なんてことないようでいて、じんわりくる。
この店、きっと当たりだ。

中に入ると、木目と白を基調にした空間が静かに迎えてくれる。
日差しがやわらかく差し込んでいて、そこかしこに置かれた本や植物が「ここで時間を忘れてって」と語りかけてくるようだった。

小さなカウンターには2席。テーブルは5つ。
そこにあるのは、飾らないやさしげな空間だった。

メニューに「きまぐれ」があると、僕は迷わない

ランチはA・B・Cの3種。
A:「きまぐれ おうちごはんランチ」。

これ、迷う余地ない。
きまぐれって、店のセンスそのものなんだ。
だから僕は、“初めまして”の店では必ずきまぐれを選ぶことにしている。

だって、料理って「人」そのものだから。

今日の“きまぐれ”は、サーモンのソテーだった

運ばれてきた瞬間、目が奪われた。
大ぶりなサーモンが、堂々と皿の真ん中に構えてる。

その上には、レモンとローズマリーがちょこんと乗っかって。
まるで、舞台に立つ俳優が衣装をまとっているようだった。

脇には自家製タルタル。
これが、ただのタルタルじゃなかった。

タルタル丼で食べてみたいね

まずはサーモンをひとくち。

外はカリッと香ばしく、中はふっくら。
噛むごとにバターとサーモンの旨味が広がり、塩味がピシッと味を引き立てる。
胃じゃなくて、心にしみるタイプの美味しさ。

そしてタルタル。
これがもう、事件だった。

卵がゴロッゴロで、まろやかで、甘みすら感じる。
タルタルなのに、母親が作ってくれた懐かしいゆでたまごがあった。

で、気づいたらごはんに乗せてた。
即席タルタル丼、完成。

これ、マジで商品化できるよね。

味噌汁が泣けるほどやさしい

味噌汁は、白っぽくてやさしい色合い。
名古屋といえば赤だしが定番だけど、この日のランチには、こういうまろやかな味噌汁がしっくりきた。

赤味噌のガツンとした力強さじゃなくて、体にふわっと染みてくるような、包み込む味
派手じゃないのに、ちゃんと主役を引き立てる舞台装置としての味噌汁だった。

ひとくち飲んだ時、思わず「あ〜」と声が漏れた。
味噌汁って自分で作らなくなったから、外でいただくとなんかホッコリするんだよね。

食べ終えて、ふと気づくと

店内はずっとほぼ満席だった。
女性4人が、笑いながらごはんを食べ、デザートに突入していた。
ひとりで静かにコーヒーを飲んでる人もいた。

年齢も性別もバラバラだけど、みんな心地よさそうだった。
それが、なんだかすごくよかった。

大曽根の底力を感じた午後

たまには裏道をゆっくり歩いてみるもんだね。

そして、大曽根ってこういう隠れ家的なお店が多いんだなって思う。

店主の愛が詰まってるんだけど、それをアピールすることなくゆったりと街に溶け込んでるっていうお店が。

そんなお店を探し出すのも、大曽根探検の楽しみなのかなって思ったりした。

最高のランチを楽しんだ僕は、大曽根という街の隠されたパワーを感じつつ「カフェ イワセ」を後にした。

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