
龍にしごかれたのは、無駄じゃなかった。
毎月第2、第3金曜日は己書の日。先生の人柄なのか、最近は受講生が増えてきた。
いつもの喫茶はじまり2階のレンタルルームでは手狭になって、今回から場所を移すことに。


「どて煮の大曽根」の2階、商店街の会議などに使われる「オゾンアベニュー会館」で幸座(講座)が開かれた。
「広くなったねぇ」と元気よく準備に追われる先生。2人だけの受講生でこじんまりとしてたころが懐かしい。なんて、先輩風吹かせたりして(笑)
幸座の場所が変わった

さて、今回の目標は、筆ペンをもっと自由に動かして、生き生きとした作品に仕上げること。
実は、こないだの龍のお題以来、夜な夜な自主練を繰り返していた。練習しなければ上達なしってことが、身に染みて分かったからね。
お題も龍のお題に似たものを選んだ。ハガキの下に絵があって、上に文字があるタイプ。
下の絵をサクッと描く。悩みに悩んだ龍に比べたら、そこまで難しくはない。
いよいよ文字に取りかかる

そして、本題の文字。いよいよ、龍の特訓の成果を出すときだ。
幸いにも、広い部屋になったことで机を広々と使える。前だったら、他の受講者の邪魔にならないよう余計な神経を使っていた。思いっきり没頭できるのはデカい。
ただ、ここで気を抜くと、すぐにいつもの悪い癖が出る。
「ちゃんと書こう」とすると、文字が急におとなしくなる。
それだと、己書じゃなくて、ただの習字っぽい字になってしまう。
文字じゃない。墨を乗せるんだ

そこで、頭の中のスイッチを切り替えた。
己書の文字は、「書く」んじゃない。墨を「乗せる」んだ。
そう思った瞬間、筆ペンの動かし方が変わった。
線をきれいに整えようとするんじゃない。グイッと押しつけて、くるっと回して、ハガキの上に墨の跡を置いていく。
文字を書くというより、模様を描いていく感じ。線の太さも位置も、きっちり揃えなくていい。むしろ、少し暴れるくらいの方が生きてくる。
文字じゃないから、ハガキを90度回転させて書いたっていい。
こういうのって、ランニングと似てる。練習しておけば、本番では体が勝手に動いてくれる。己書も同じで、練習しておけば、サクサクと書き進められる。
ちょっとだけレベルが上がった

できた!
余白を埋める模様のような、己書らしい文字になったんじゃないかな。
先生からも「うまく収まったねぇ」とお褒めの言葉をいただけた。
やっぱり、練習は裏切らない。ちょっとだけレベルが上がったかな。
幸座も場所が移り、僕も特訓の成果が出てきた。なんだか、新章が始まったような気がするね。
さて、ブログの記事も書き上げた。今夜も筆ペンが呼んでいる。





