階段と信長と航空博物館。近いからこそ泊まってみた犬山の旅

信じられないと思う。

大曽根から車で30分しかかからない犬山に一泊旅行である。

犬山の楽しさを味わうには日帰りでは到底無理。なので、思い切って一泊してみた。

ホテルのロビーからは、木でできた大きなツリー越しに犬山城がドーン。朝からテンションMAXのまま、Day2スタート。

Day2は山攻めから:成田山

この日は、犬山とその周辺を味わうプラン。

まずは車を飛ばして成田山へ。ここに来るのは十数年ぶりかな。

前に来たときは、ランニングして山を登ってきた記憶がある。汗だくで登って、「体が冷えないうちにさっさと帰らなきゃ!」とあわてて下山したのが、ずっと心残りだったんだ。

だから今回は、ゆっくり見て回ろうと決めていた。

駐車場に車を置くと、目の前にあらわれるのはひたすら続く階段。

犬山成田山は山の上にある。198段の階段を、もくもくと登っていく。

巨大な赤い提灯の向こうに本堂、その先には――

濃尾平野が一望できる壮大な景色!

そして、太鼓の音色とお坊さんがお経を唱える声が響く、荘厳な仏の世界。冷たい風とお堂の空気に包まれて、しばらくその場から動けなかった。

七福坂と「信長の野望」ビュー:寂光院

お次は寂光院(じゃっこういん)へ。

木曽川の横を通り、山の上まで車を走らせる。川沿いの紅葉は、もう終盤戦。

そこからさらに、「七福坂」を登っていく。

この七福坂、ツラい坂を七福神になぞらえて、楽しんで歩けるように工夫された散策路になっている。

旗がずらっと並ぶ階段、途中には七福神の石像なんかもいて、「がんばれよ〜」と励ましてくれている気がする。

64、34、17、37、43、104段。合計299段の階段をひたすら登る。

昨日から階段づくしで、脚がうれしい悲鳴をあげてるのは間違いない。

頂上には展望台があった。

説明板によると、1565年、犬山城を攻め落とし尾張の支配者となった織田信長がここを訪れたという。

遠くに見えるのは、(写真上から)犬山城、岐阜城、小牧山城。

信長がここから同じ景色を眺めたのかと思うと、ちょっと鳥肌ものだ。

ここを訪れたわずか2年後に濃尾平野、つまりここから見える景色全てを支配したんだとか。

まさに「信長の野望」を見る思いで脚が震えたね。え? 高いところが怖くて震えてただけじゃないかって? それもある(笑)

寂光院は紅葉の名所として知られるお寺。でも、紅葉の季節はすでに終わり、地面に落ちた紅い葉が風に舞っていた。

小鳥のさえずりの向こうから、「ヒーヒー、ホーホー、ウホウホ」という猿の叫び声が元気よくこだましている。どうやら、隣にあるモンキーセンターから聞こえてくるようだ。

静かな山の空気の中に、読経と猿と鳥。犬山って、色々と奥が深いなぁって思ったりした。

大人も子どもも大興奮:各務原航空宇宙博物館

最後に訪れたのが各務原の航空宇宙博物館。

純粋な「観光」で犬山近辺に行く機会はなかなかない。このチャンスを逃すと一生行けないかもしれない……。

そう思って、車で10分。犬山からちょっと足を伸ばしてみた。

館内に入ると、目の前には飛行機、それも自衛隊機がドーン。

頭上にも横にも、実物の機体がゴロゴロしていて、完全に小学生に戻って興奮して見てたね。

一番面白かったのはフライトシミュレーター。ブルーインパルスの操縦を疑似体験できるやつ。

コックピットに座り、操縦桿を握る。エンジン全開で空へ飛び立ち、飛行機を操るんだ。

ミッションは、目標を通り抜けながら指定のコースを飛ぶこと。これがまあ難しい。全然、思った通りには飛んでくれない。

気がつくと、飛行機がロケットのように垂直に飛んでいって、コースを飛ぶどころではないんだよね。SからCまでの評価で、当然のようにCをいただきました(笑)

巨大な格納庫みたいな展示フロアをぐるぐる歩き回り、機体の上にも横にも回り込み、最後はミュージアムショップへ。

ここでもお土産の手ぬぐいをゲット。

こうして、大曽根から車で30分しかかからない犬山一泊の旅を、全力で楽しんだのだった。

近いからこそ、一泊してみる価値アリ

近いからこそ腰を据えて、たっぷり見て回るのも楽しいかなって思ったね。

意外と、近場って行く機会がないんだよね。「行くぞ!」って決断して休みを取って、突撃してみる。そうでもしないと、一生行かないまま終わってしまう。

でも、一度行ってみれば大満足。一泊二日、ご近所の旅でした。

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2025-12-12|タグ:
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