煮干しパンチ炸裂!名古屋駅1番ホームで「富山ブラック」を食べてみた

電車の発着音が響く駅のホーム。

その騒がしさの中で、ふと漂う煮干しの香り。名古屋駅のホームといえばカツオの香りのするきしめんだけど、今日は違う。

5月31日まで期間限定でオープンしている「富山ブラック」というラーメンのお店が、僕を北陸旅行気分へと引き込んだ。

黒い暖簾の向こうに待っていたのは、富山の海を思わせる濃厚な一杯。名古屋駅にいながら、まるで遠く富山へ旅立ったかのような不思議な体験が始まる。

騒がしさの中にある「旅気分」

ここは、東海道線が豊橋へと向かう名古屋駅1番ホーム

まるで屋台みたいな丸椅子の席につくと風が吹き抜け、ベルやアナウンスが、せわしなく響いてくる。

この仮設店舗、1番ホームの広いスペースを活かして設置されている。といっても、金網で区切られただけの簡素なつくり。ほぼ「ホームの延長」と言っていい。

けれど、それがまた見慣れない景色を見てるみたいで、旅の途中にいるような気分がふと湧き上がってきた。

真っ黒なスープの正体

出てきたラーメンは、名前の通りの真っ黒なスープ。

その色のインパクトに思わず「おぉ」と声がもれる。

一口すすれば、煮干しの力強い風味が濃厚に広がり、まるで口の中を泳ぎ回るようだ。

煮干しといえば上品な出汁のイメージがあるかもしれないけれど、この富山ブラックは違う。

煮干しの旨味をぎゅっと凝縮し、小魚ながら「豚や牛にも負けないぜ!」と言わんばかりにグイグイ迫ってくる。

脂っこさがないのに、味のパンチ力は抜群。濃い醤油との相性も絶妙で、食べ進めるごとに煮干しの底力に圧倒される一杯だった。

黒さの理由には諸説あるらしいけれど、肉体労働者が塩分補給できるよう醤油を濃くしたという説も納得だ。これだけ濃いスープなら、煮干しの強さとも絶妙にバランスが取れてるね

麺とスープとチャーシューの見事なハーモニー

麺はちぢれた中太麺。これがスープと絡み合うことで、さらに一体感が生まれる。

麺をすするたび、濃厚な煮干し醤油の味がしっかり口に広がるんだ。

そして、脂身が少なく引き締まったチャーシューがまた絶品。スープの濃厚さを引き立てつつ、噛むほどに旨味が染み出してくる。

ワイルドな味わいかなって思ったけど、よく考えられた繊細なラーメンだったね。

富山湾を感じる海苔の魔法

ラーメンの上には海苔が一枚。

「なんだ、普通の海苔か」と思ったあなた、あなどるなかれ

スープを吸った海苔が口の中で煮干しの風味と合わさる瞬間、まるで富山湾の潮風が吹き込んでくるような感覚にひたれる。

名古屋駅にいながら、北陸の自然を味覚で感じられる不思議な体験。これだけでも旅気分は十分だね。

「富山」が呼んでいる

気がつけば、ラーメンはあっという間に完食。

残ったスープの黒さを名残惜しみつつ、ふと気づく。

この期間限定店舗、「富山へ遊びに行こう」というキャンペーンの一環らしい。名古屋から富山まで250キロ。よっしゃ、走っていくぞ!(笑)

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