今日は曇り空。空が低く垂れ込めて、今にも一粒、二粒と雨がこぼれそうな気配。
こんな日は、気持ちを無理に奮い立たせるのはやめにして、ちょっと自分に甘くなってみるのもいいよね。
『何か口実がないと走れないのか?』という心の声は無視して、僕はランニングシューズを履いて家を出た。
これも立派な“ご褒美ラン”の一環ってことで、大曽根の街へとゆっくり走り出したよ。
大曽根の街に溶け込むお店
目指すは、大曽根で「甘党ランナー」にはお馴染みの洋菓子店「プチ・フレーズ」。
シュークリームで特に有名なお店なんだ。ちなみに「プチ・フレーズ」はフランス語で「小さなイチゴ」って意味だよ。
地下鉄6番出口を出て、細い道の方に走ると見えてくるこのお店は、地元に溶け込むような温かい雰囲気に包まれている。
走りながら、甘い瞬間が待っていると思うと、なんだか心が軽やかになってくるよね。

懐かしい感じのする洋菓子店
店内に入ると、甘いクリームと焼きたての香りが混ざり合って心までふわっと温かくなる。
この感じがどこか懐かしい気持ちにさせてくれるんだ。子供の頃、母にせがんで連れて行ってもらった洋菓子店。そんなイメージに近いんだよね。
並んでいるシュークリームたちを見つめつつ、お店の方に「一番人気は?」と聞いてみた。
もちろん目の前に鎮座する、見るからに美味しそうなシュークリームがその答えだってのは知っている。
「ずっと昔から人気ですよ」と微笑む店員さんの言葉に、どこかほっとした気持ちになったね。

クッキーのようなザクザク感が癖になる
お会計を済ませて、手のひらに収まるシュークリームを受け取った。
外はカリッと香ばしく、ほんのりと茶色が目に優しいシュー生地。かじった瞬間、ザクザクとした心地よい食感が口いっぱいに広がる。
沖縄のサーターアンダギーみたいな食感に近いかな。
シュークリームでありながら、クッキーを食べているかのような感覚に思わず驚くけれど、これがまた特別な一口。

クリームのバニラが贅沢な味わい
中のクリームには黒い点々が見える。
バニラビーンズが入ってるみたいだね。ミルクとバニラが濃厚で、優しい甘さが後を引く。
1時間ほどジョギングして程よく疲れた体に、こんな贅沢なひとときがあると知ると、もう少し頑張ってみようと思える。
そんな気持ちにさせてくれる味だったね。


ケーキを買う人ってみんな楽しそうだよね
店先で一息ついていると、次々と訪れる人々が目に入った。
おばあちゃんが元気よく、ケーキやシュークリームを買っていく姿が微笑ましかった。
思わず『僕も負けていられないな』と心の中で握りこぶしを作ってしまったよ(笑)。
みんな楽しそうにこのお店を訪れている。これだけ美味しいものがあれば、当然かもね。そんな光景を眺めながらシュークリームを頬張っていたんだ。
気軽に食べられるシュークリームは、ランニング途中の買い食いにもぴったり。
心も体も甘く満たされ、また走り出そうと思う。
この街には、こんなふうにちょっとしたご褒美をくれる場所がたくさんあるんだ。大曽根の空が曇っていても、心の中には小さな太陽が灯った気分だよ。
あなたも、たまには自分に優しく、ご褒美を見つけるランニングをしてみるのはどう?その一口が、きっとあなたの足を軽くしてくれるから。




